142.台北ー関空間の飛行時間は幼いランにピッタリ。機内食やプレゼントにもゴキゲン。二胡母、機内誌が大好き。定期購読もあり。食あたりに苦しんでも、やっぱり旅はロマン。

 台北ー関空間のフライト時間は偏西風の影響を受けてその都度変わるがだいたい2時間から2時間40分ほどである。離陸して、水平飛行に入ると食事が出て来て、その後さほど退屈する間もなく着陸態勢に移行し、到着。時差もわずか1時間だし、疲労もほとんどない。ランが「飛行機大好き!」と言うのもうなづける。キッズ用ミールに航空会社ロゴの入った文具や玩具をもらい、こどもは手厚い待遇を受けるのだから当然かもしれない。そして、その短いフライト時間も関係していると思われる。オーストラリアならまだ9時間ほどだが、欧米線になると14、5時間はザラで、その後乗り換えてまた数時間飛ぶ、なんてこともある。まだランはそれを知らないだけだ。

 とは言っても、空港や飛行機というものには確かにロマンはある。
 二胡母、最初に日本を離れたのは17歳の7月で、それ以後も定例行事のように旅をした。揺れるのは好きではないが、空港でパスポートに出国スタンプを押される開放感や、各社飛行機が羽を休める風景や、頻繁に流れるピンポンパンポーンのアナウンスは、旅好きにはたまらない至福の時である。

 今、手許に『VERVE』という今回利用したエバー航空の機内誌がある。乗客は持ち帰ってもよいと聞いたことがあるので、私はだいたい毎回いただいて帰る。毎月発行されるそれは、8月1日ゆえ、新品であった。

 台湾の航空会社の機内誌なので、日本語は少ない。英語と中国語が主だが往々にして機内誌は質が高い。写真も美しく、紙質も良く、世界中の話題や文化を上手にまとめ、提供してくれる。ここ近年利用することが多い日本航空の機内誌もすばらしく、定期購読のシステムさえある。飛行機に乗らなくても機内誌が読めるのである。

 飛行機でのつらい思い出もある。
 ギリシャを訪れた時、行きも帰りも直行便ではなくイタリア経由であった。
 帰りのローマ経由の際、乗り換えを待つ間食べたサンドウィッチで食あたりになり、関空までの10数時間、トイレに通いつつ苦しみぬいたことがある。
 日本につく前にはほとんど治まり、気分も良くなった。
 飛行機を降り、入国審査場や税関へと歩く時には、「はー、どっかへ飛びたい」と思った自分に苦笑いした。私は移動に移動を重ねるサダメを本当に与えられているのかもしれない。 


141.第1関門検疫所通過、第2関門入国審査場で忍耐の30分。空港バス、電車と乗り継ぎ、緑萌える8月の郷里に、二胡母胸熱くする。

 検疫所が第一関門なわけは、金曜日の夕方から39度の高熱を出したメイがいるからだった。薬や坐薬、安静と二胡母の献身的な看病で1日朝にはだいぶ元気になってはいたが、まだ平熱には戻らなかった。
 鳥インフルエンザ流行などで検疫が厳しくなっているはずで、日本入国の際、「ちょっとあなた、こっち来て。」なんて呼ばれて、コトが大きくなると厄介である。

 早朝、薬は飲んだ。坐薬を入れるには2時間間隔を空けなければならないし、関空到着時に解熱効果を発揮してもらわないと困る。
 タイミングを決めかねていると、搭乗少し前にメイとトイレに行くと、おしっこの後、メイは自ら壁に両手をつき、
「ママ、ここで入れたら?」
と言うのである。びっくりした。坐薬など大人でも好きな人はいないだろうに、けな気なメイの勇気に、私は大きくうなづいた。

 そして、緊張の関空検疫所も無事突破、夫リーと私はふーッと安堵した。

 さあ、第2関門は緊張は不要だが、忍耐が必要である。
 だいたい毎回そうなのだが、台北からの便はほとんどが台湾人であるし、ほぼ同一時刻にソウルから到着する便があり、入国審査場の「日本人」ブースは1番か2番目に余裕で並べる一方で、「外国人」の方は遊園地か上海万博の人気アトラクションを思わせる行列がジリジリ動いている。その差は本当に大きい。

 日本のパスポートを持つ私と娘たちは申し訳ないほどすんなり向こう側にいけるが(入国許可下りる)、そこで母娘は20〜30分はリーが出て来るのを待っていなければならないのだ。毎回である><

 しかし、いくら急いでも空港バスの時間もあり、仕方ないのは仕方ない。
 空港バスに揺られ、電車に揺られ、車で迎えに来てくれた母と対面したのは、午後4;25であった。

 暑く、寝不足、長距離移動で疲れたが、日本の地は心の奥から安心させる。
 日本で一番好きな季節は夏。8月の萌える緑に二母、目を細めた。


140.8月1日(日)、エバー航空で日本へ飛ぶ。中華航空がライバルの大手航空会社で、サンリオとも提携、全日空と共同運航。正午過ぎ、30度の関空へ着陸。

 8月1日(日)、目覚し時計の故障に気づいたのが3:15AM。4:00には起きることにしていたので、仕方なくそのまま起床、腹ごしらえし、洗顔洗髪といつも通りにこなす。
 4:10頃から夫リーや娘たちもぞろぞろ起き出す。外はまだ真っ暗だ。
 ランとメイは軽く果物や野菜クラッカーを食べ、私も荷造りを完了、予定通り5;15にマイカーで台北の自宅を出発。その頃にはだいぶ空が明るくなっていた。

 中正国際空港(桃園縣)まで車で40分ほど、リーが加入しているクレジットカード会社のサービスの一つに、空港近くの営業所にマイカーを預け、ワゴン車で空港へ送ってくれるというものがある。それを今回も利用する。
 しかし、リーは今回結婚後最長の2週間日本に滞在するため、5日だか1週間だかの上限期限を超えてしまい、その分は実費となるらしい。それにしても便利なサービスだ。

 6:30空港着。8;30発関空行きの便なので、ちょうどいい時間だ。
 東京、関空などアジア線の出発集中時間帯ゆえ、早朝とは思えない多くの乗客でにぎわっている。2ヶ月ほど前にオンライン予約したのだけど、毎回利用する日本航空は満席、夏休みゆえキャンセル待ちも望み極薄で、台湾では中華航空とトップを争う大手航空会社EVA AIRWAYSの席を確保できたのだった。

 日本では「エバー航空」とも呼ばれ、各地に乗り入れている。わが家4人が乗った関空行きは全日空との共同運航だ。
 航空会社で初めてサンリオと提携し、「ハローキティ号」を導入、そう言えば出発ゲートに向かう途中、サンリオのミニ遊園地があったが、あれはエバー航空とサンリオが提供しているものだろう。
 航空料金が台湾では高いと聞いていたが、日本航空ともほぼ同額だと初めて知った。
 しかし、たびたび事故を起こしている中華航空と比べ、安全面で高い評価を得ている。

 二胡母、これまでずいぶんたくさんの国へ飛んだが、エバー航空には初めての搭乗。機体、機種は新しく、CAも親切、好印象を持った。エコノミークラスでも座席は広めで、CAの制服は私が好きなモスグリーンである。さすが夏休み、見たところ満席であった。

 約2時間20分のフライト、気温30度、正午過ぎの関空に無事着陸。

 だが、検疫所、入国審査と難関はこれからだった。
posted by 二胡母 at 15:00 | Comment(0) | 台湾、日本を行き来するサダメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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