二胡母はここ数日の間、各担任の先生に来たる台湾の旧正月休暇が決まり次第、教えていただきたい、と書いていたら、即日返事をもらった。正直なところ、知りたかったのは義務教育中にあるランの方であった。メイの私立幼稚園は、1週間以上連続でお休みする場合、その旨を事前に言っておけば、日割り計算して保育費を返してくれる。その手続きを忘れないようにするくらいである。
今年(来年?)の旧正月は2月3日である。この日が元旦にあたる日で、最もにぎやかなのが「除夕」と呼ばれる大晦日である。
思うに、正月を家族と祝おう、という情熱(?)というか忠誠心のようなものは、日本人より中国人の方が強い気がする。よって、毎年、世界中に暮らす台湾、中国、香港の人たちは(たしか韓国も旧正月を祝う)大晦日には故郷に帰ろうと願い、ある行動を起こす。
航空券を予約すること、飛行機の席を確保することである。
大晦日の前前日あたりは帰国のピークになるようだ。航空・旅行会社の言ういわゆる繁忙期の最たる時で、もちろん料金はふだんよりアップするが、そんなことを惜しんでいる場合ではない。とにかく航空券をゲットせねばならないのだ。
さて、ランの小学校は1月21日に正月休暇が始まり、2月11日に新学期開始だそうだ。病床にある老父を思うと、ゼイタクではあるが、夏に続き、もう一度ランの学校が休みになる時期に日本へ帰りたい。夫リーの同意が得られぬとしても、自腹でも切ってでも、父に孫たちの顔を見せてやりたい。
そう思い、昨日隣りのビル1階にある旅行代理店へ行ってみた。二胡母と娘たちは現在台湾にいるので、まだ大丈夫だろうとたかを括っていたが、行ってよかった。その付近の台北ー関空間はほぼ満席に近かったのだ。
大晦日と元日は絶対台湾や上海から帰って来る親戚たちと台北で過ごすのが原則だ。
なら、帰国するならその前かその後の10日足らずの間である。
二胡母は、まだ比較的取りやすい旧正月前のチケットを要求した。1月下旬日本に飛ぶのは問題ないが、旧正月前の日本ー台湾便は、昨日すでに2月1日は満席、1月31日なら4席のみ空いていた。フライト時間なども考慮してJALにした。
昨日パスポートは持参していなかったので、今日あらためて担当者を訪ねる。どうか、この機会にもう一度「じーちゃん」を見舞ってやれますように。
それからもう一つ。
今日30日は長女ラン、満7歳の誕生日である。二胡母行きつけのカフェ&ベーカリーでケーキは予約してある。台北のお天気はあまり芳しくないようだが、気温はいくらか上がるようだ。
ランの誕生日報告は、また明日。