461.今日から台湾の二胡母家は夏休み。日本一時帰国直線でも、暑さや疲労気味でピンと来ず、荷造りもまだ早過ぎる、微妙なところ。今日も台北晴れの猛暑。ラン、二胡母について来て、たのしい1時間半。

 わが家は今日から夏休みだ。日本への一時帰国は4日後に迫ったが、まだ荷造りは早過ぎる。実家のような田舎のどで〜んとした大きい家ではないので、ギリギリになるまで待たないと空間が狭まってしまう。それに今日も身体がだるく、重く、余分なエネルギーは使いたくない。午前中は初級を、夜は中級を教えに行かねばならない金曜日なのだから。

 次女メイは、去年から続く皮膚の異常で、自宅最寄りで最大の病院にオンライン予約を入れていたのが今日の午前診。夫リーが付き添って行った。
 よって、長女ランは彼女も馴染みの新店教室について来るしかなかった。二胡母が日本語講師に行くのを恨むように文句を言うくせに、ついて行くのは大好きなラン。どこの教室にも、明るく、清潔で、パソコンも自由に使える自習質があり、ランはそこや、受付嬢とおしゃべりしたり、見学者の案内に、混ざったりして、充実した1時間半を過ごした。

 やはり台湾の小学校にも夏休みの宿題があり、ゆうべからさっそくランはパパと相談して、作成に入っている。
 それも必要だが、もうすぐ日本だ。平仮名、カタカナ、教科書に出ている漢字を熟知して欲しいとしつこく娘たちに声をかける私。授業の足を引っ張ってはいけない。そして、低下しつつある日本語能力を取り戻し、自分にもクラスメイトのためにも面目の立つ時間を過ごしてほしい。
 
posted by 二胡母 at 15:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイリンガルへの険しき道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


367.28日(月)、今日から台湾気温上昇。ランとメイの中国語上達に複雑な心境、日本語チェックの手間よりかかるようになる。紀伊国屋書店に『小学1・2年生』4月号2冊とも到着。日本でなら新1年生メイも憧れの自分のそれを手に。

 日本は春休み中だが、台湾は1学年の後半に入ってしばらく経った時期。今日も平常通りの月曜日である。今日28日くらいから気温は徐々に上昇し、あさってには30度近くまで上がる予報が出ている。本当にそんな劇的な変化を遂げるのか、見ものである。でも、台湾なら大いにあり得ることだ。

 ランとメイの中国語は非常に上達した。週末は夫リーがいるため、学校や幼稚園でなくてもパパと会話する時間が長いので、中国語中心になってしまう。パパと話す時は良いとしても、姉妹間までそうなっていることが増え、
「2人では日本語で話しなさい!」
と、何度か二胡母の「指導」が入ることになる。
 一見、日本語を使っているようでも、注意して聞いていると、こんな感じになっている。
「あのね、幼稚園でオヒルネノトキ、メイの一人のお友達がね、いい子にしないから、タタサレタヨ。その子はマイニチそう。」
カタカナ部分が中国語なのだ。そこで、気づいた二胡母は、
「オヒルネって、日本語で何て言うの?!」
とチェックを入れる。最近こういう手間がかかるようになった。仕方ないとはいえ、焦りも寂しさもある。

 今日、午前中の授業の後、郵便局で628元(約2000円)を紀伊国屋書店に振り込むつもりだ。数日前
「ご注文の『小学1年生』と『小学2年生』どちらも入荷しました。」
と電話があったのだ。
 その紀伊国屋書店は、毎月決まって小学館の『小学1年生』は日本から取り寄せているが、後者のほうは注文があった場合のみらしく、その到着を待っていたのだ。

 今回も宅配便で届けてもらう。その費用も含まれたのが上記の値段だ。

 台湾で彼女らに定期的に与えられる唯一の日本語の本。お姉ちゃんのを遠慮がちに読んでいたメイはうれしそうだ。私も楽しみにしている。
posted by 二胡母 at 07:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイリンガルへの険しき道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


328.台北25度に迫る暖かさ。ラン、日本の同級生にならい、台北でも縄跳び続ける。台湾の小学校入学以来、日中2ヶ国語教育の差し迫った重要性と責任感じる二胡母、訓読み、音読み、送り仮名など書き、発音できる能力を。

 日本も暖かいようだが、台北も暖かい。いや、昨日2月6日(日)は予想気温18〜25度に準じ、暑ささえ感じた。
 おととい夜、悪寒を訴え、二胡母を心配させた長女ランは、意外に早く7時前に「もう起きたい」とリビングに出て来るので、もう少し寝ているよう諭した。旧正月直前に薬局で購入しておいたこども用かぜシロップ2瓶はどこまで効果を発揮しているのか計り知れぬが、それをイヤイヤ飲みながらも鼻声ランは昨日、宿題やメイとのケンカや、マンション階下の中庭で縄跳びの練習に励めるくらい元気に過ごした。
 縄跳びは先月末、日本から持ち帰ったもので、ランの日本名が平仮名で書いてある。日本で通った幼稚園時代にもらったものだ。1月24〜31日、日本の小学校で同級生たちと机を並べさせてもらったランだが、多くのクラスメイトたちが縄跳びの上達、進級目指し、休み時間にもぴょんぴょんと頑張っていた光景が、まだ二胡母にも鮮明に残っている。あれは身体に良い運動のひとつで、大人になっても続けていいものだと思う。

 1月21日に始まった台湾の小1ランの冬休みもあと1週間。日本へ一時帰国した10日間は、こちらの宿題をする余裕はなかったので、最初から“追い込み態勢”でやらねばならない。
 が、何につけそうなのだが、ランはやる気の有無が顕著で、見ていてイライラするほどのんきな時もあれば、やりだすとあっという間に進む時がある。二胡母も早く彼女の性分を心底より理解し、少しでも心穏やかでいたいものである。

 ただ、日中2ヶ国語教育については、ひと時も気を抜けない責任のようなものは感じる。それは、ランが去夏、台湾で小学生になり、漢字を中国語読みで習うようになってグンと強くなった。日本語を話せるだけでは足りず、書けて、読めねばならない。1年生で習う「上、下、山、川、日、月、森、林
火、車、男、女……」などの漢字すべて、日本語と中国語では当然読み方が異なる。ランも、
「へえ、日本語ではこう読むのかぁ。台湾では〇〇」
とよく言う。また、日本語には訓読みと音読みがあるし、送り仮名も要る。「1日(いちにち)」だけでなく、それを「ついたち」と発音できねばならない。今、相撲界で問題になっている「八百長」も、「はっぴゃく……」ではなく「やおちょう」だ。

 そこで、今月からはランの国語の教科書を二胡母自ら再度目を通し、1年生のまとめの意味でもプリントを作成している。そして、彼女の性格を踏まえ、
「ラン、これ作っといたから、早めに、好きな時にやってみなさい。教科書見ていいから、書き順をしっかり覚えてね。」
と渡す。
 
 疲れている時は「なんでこれもまたやらんとダメなの?」と愚図るラン。
「二つも言葉を勉強しないといけない、と考えるんじゃなくて、私は二ついっしょに勉強できるんだ、と思ってがんばろうよ。」
と肩を叩く二胡母である。
 
posted by 二胡母 at 06:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイリンガルへの険しき道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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