よって、今回の「最後の晩餐」になる昨日24日(土)は義妹の希望で、近所の大型「日式刷刷鍋屋」に大人4人、子供4人が集合した。
この「日式」とか「和風」とは「日本式」の意味で、台湾ではあちこちで目にするおなじみの表現である。「日式刷刷鍋」とは「日本式しゃぶしゃぶ」のことだ。「日式」と表示してあるのに、「えー、日本人こんなの食べないよ〜!」という代物も結構あるので、二胡母、興味津々で初めてのしゃぶしゃぶ店を訪れた。
台湾人はしゃぶしゃぶが大好きである。しゃぶしゃぶの店やチェーン店は星の数ほどある。
その中でもゆうべの店は高級店の部類に入り、お得なコースを選び、子供4人を入れても一人当たり400元(約1200円)する。日本円で一食1200円だと驚く金額ではないが、台湾で一食に400元というと、やはりゼイタクなデイナーと感じる。
ゆうべの店が高い価格設定なのも無理はない。肉にしろ、魚にしろ、種類が豊富で、蟹や海老、牡蠣などの海鮮類もたっぷりある。
さて、味や、本当に「日式」かという検証だが、だしはおいしかった。調味料もいろいろチョイスできるのだが、二胡母、懐かしい「ポン酢」をベースにしたら立派に「和風」になり、満足した。これは日本では鍋に入れないなあ、と思う物もあったが、台湾風が混ざってもいいにしよう。
「もうひと晩泊まる!」
と娘たちは主張したが、メイは咳をするし、お腹の調子も悪かったので却下され、どうせ早朝に従姉弟たちはいなくなるのだからランも帰りなさい、とパパに言われたが、ランは泣いて抵抗し、今日日曜日、まもなくやっと帰って来る。
私も子どもの頃を思い出した。いとこたちと遊ぶのは実に楽しく、別れるのがつらかった。
ランとメイの中国語も叔母や従姉弟たちと難なく会話できる程度に快復していたのでよかった。
昨日、台北は雨天だったが、今日はひかえめに晴れて蒸し暑い。
ゆうべは室内28度に下がり、ホッとできるひとときであった。