今朝7時半、ランを小学校に送る際、そのまま出かけられる支度をして家を出た。メイの登園付き添いは夫に頼んだ。
今日24日は約4ヶ月ぶりの顎関節症治療のため、台湾大学病院歯科・顎関節症特別外来に予約を入れていた火曜日である。9時診察開始だが、予約番号に関係なく先着順に診てもらえるので、その時間に出ても早過ぎることはない。
まずバスで地下鉄の駅に向かう。二胡母は台北では断然バス派だが、台湾大学病院駅の真ん前に停まる駅がある地下鉄に、この時ばかりは世話になっている。午前8時台、通勤ラッシュの電車内は立ったまま安眠できるほどびっちり混んでいたが、いつものそのルートだと、乗車して3駅目が目的地なので熟睡する前に下車した。
玄関をくぐると、広大な院内をひたすら奥へ奥へと突き進む。歯科は遠い。いい散歩にもなる。
8時半に着いたのに、予想より遅い4番目。9時40分頃、ようやく名前を呼ばれる。今日は以前から言われていたのを忘れず、毎晩上の歯にはめて寝るマウスピースを持参し、調整してもらうことにもなっていた。おかげで最近顎関節症そのものの痛みは少ないが、作ってから3年は経つマウスピースを一度見てもらう必要があった。この間、普通の歯の治療もしたし、かなり合わなくなっているはずだった。
案の定、何度もそれをはめたり、削ったり、外したりして、1時間近く診察台に横になっていた。もう4年ほどこの病の主治医をしてもらっている王若松医師も、さすがに私のことを覚えてくださっているようだった。君の顎関節症はまだ完治していないから、やはり数ヶ月に一度は通った方がいいね。と言われ、3ヵ月後に予約を入れてもらった。
「先生、今は調子はいいほうですが、いちばん怖いのは、初診の時みたいに痛くてのた打ち回ってるのに予約がすぐ取れず、待たされることです。」
と言うと、
「予約が取れない時にもしそうなったら、午前10時前に受付しなさい。なら、必ず診てあげるから。」
あ〜、うれしいお言葉だった。心底ホッとした。
最も理想的な治療法は、注射や薬に頼らず、マウスピースで治して行くことらしい。ピッタリ歯に沿うようになったマイ・マウスピースだけをもらって、約1350円の診察費を払い、威厳ある大病院を後にした。