799.亜熱帯台北、本格的な夏迎える。〔新型うつ病〕に関する昨日の見解を反省。〔仮面うつ病〕という異なる病と闘う者として、もっと温かな理解とまなざしを。

 とうとう亜熱帯台北に真夏が到来した。
 昨日、今日と続くこの太陽、その照りの強烈さを見ると、もう否定はできない。日本でもそうだった。梅雨明けした空、日差しはてのひらを返したようにコロッと真夏のそれに変わっていた。あの感じが今、台北にある。
 今日は木曜日、休日のはずだが、自宅から最寄りの双和校で午後2コマの代講が入り、その前にこれを書いている。ここは冷房がほど良く効いて心地良い。

 さて、昨日の〔新型うつ病〕に関する記事を書いた後、少なからず反省した二胡母である。読者のみなさんいは気づかれなかったかもしれないが、〔新型うつ病〕患者の人の苦悩を自分の痛みとして考えていなかったと思った。 
 というのは、だいたいうつ病は自分でかかろうと思ってかかるものではない。二胡母だってそうだった。
“仕事の時間はうつ状態になり、それが過ぎれば元気になる”と言うと、とても意図的で身勝手に思ってしまうが、おそらくその人たちも無意識のうちに体調がおかしくなり、自分の意思で体が思うように動かなくなったのではないだろうか。
 二胡母のは〔仮面うつ病〕という冗談みたいな病名だが、症状のピーク時は立っていられなく、これから人生どう生きて行こうか、と心底心配になるほど苦しかった。思うように動けない。何とかせねば、と焦っても治療なしではほぼ元に戻らない。

 〔新型うつ病〕を克服しようと頑張っている人にエールを送りたい。
 ちなみに、〔新型うつ病〕は幼少期とてもいい子だった人がかかると言われているが、二胡母の方はもちろんそんなはずはない。最初に医師に言われた最大の原因は“だいたい、何でもまじめに深く考える人、あれこれ考えすぎる人がなる”。
 でも、思考回路はある程度生まれつきのものだ。二胡母は考えすぎる面もあるが、基本的に楽観的なのではないかと自分でも驚く面だってある。
 もうすぐ日本へ帰る。あののどかで懐かしいふるさとに身を置けば、すぐ治ってしまう気がする。
posted by 二胡母 at 13:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仮面うつ病とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


617.6日、台北午後から雨あがる。精神科の敷居は高くない。仮面うつ病の「胸悶」症状悪化し、薬また増える。日本でも患者増加の一途、正しい理解と思いやりある目を。

 1ヶ月休みナシ、の超過密スケジュールが終了後は、毎週火・木曜日の休日は保たれている。今日6日は予報が気持ちよく当たり、午前中までは雨、午後から空が明るくなった。気温も昨日同様、20度を少し超えるくらいで、暑くも寒くもない。まぁ、寒いのを我慢しているとすぐ風邪をひく二胡母は、最近少し多めに着ているせいもあるかもしれないけど、

 昨日の月曜日は忙しかった。午前中と夜にひとコマずつ担任のクラスが入っている上に、月1回の精神科受診の日でもあった。この大病院は、台湾大学病院と異なり、予約番号順でしか診てもらえないので、時間がはかりにくい。
 たとえば、自分より前の人が、診察ではなく薬のみを希望すれば、順番は早く回って来るし、その逆もある。また、初診の患者は医師との会話が長いため(だいたい30分はかかる)、その人が前に多くいると、番号が若くてもひどく待たされる。

 そこで、朝、夜、どちらの授業と診察をまとめようかと悩んだ結果、夜の台北駅前校の方にあわせることにして、4時頃バスで病院に到着した。
 昨日は大雨だったので、患者はさっさと薬だけをもらって帰るのかと思いきや、席がないほどおおぜい診察を待っている。まぁ、二胡母は7番といい番号だったので、早く診てもらい、地下鉄で台北駅へ向かった。6時前には教室に入り、コンビニで買った鶏の熱いスープでほかほかに。授業は6時半からだった。

 また、薬の種類が増えてしまった。このところ、中国語で「胸悶」という、胸の重苦しい症状が10月頃から再び悪化し、日常生活に影響を及ぼし始めた。これは去年5月、仮面うつ病発病時にはなく、今年の2月から出た症状なのだが、いろいろな症状の中でも最も頭が痛い敵である。ひどい時は横にならないと立っていられないし、酸素不足も引き起こすため、眠くなったり、至極疲れやすい。忙しい兼業主婦を困らせるのである。

 うつ病、ノイローゼというと、耳慣れた病だが、このテの病気でも薬で抑えたり治したりできることを知らない人もいる。
 また、二胡母みたいに、明るく、夢いっぱいで、目標に向かってズンズン頑張っている者でも罹ってしまう種類もある。

 日本でもうつ病患者やは増加の一途を辿っているようだが、自分自身をいたわり、またその病に苦しむ人が周りにいたら、長い目で温かく見守ってあげてほしい。患者は怠けているのではなく、前向きに考えようとしても、悩まないでいようと心がけても、どうにも自力だけでは治せないものなのだ。
posted by 二胡母 at 16:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仮面うつ病とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


458.昨日27日(月)、二胡母の駆け巡る1日。台湾大学のある学生街・公館から地下鉄に乗り、台北中央駅に行く、久々の移動コースに、留学生時代思い出す。台北、今日28日は、午後からどしゃ降り。

 昨日月曜日は強烈であった。
 午前中、新店教室で日本語初級クラスを教え、めずらしく久しぶりに二胡母に迎えに来て欲しいと言うランを急いで迎えに帰り、一緒に昼食。
 午後3時出発までに洗濯、二胡、ブログ更新などに駆け回り、焼けつくような太陽を避けるようにバス停まで歩いた。
 三軍總病院は通常通り4週間ぶりの定期通院の日。仮面うつ病の主治医がいる総合病院だ。長女ランは、どういうわけかこれについて行くのが大好きで、たいそう不服そうであったが、6時半から台北中央駅前校で五十音クラスを教えに行かねばならない今月はあきらめさせた。

 予想外に昨日はお薬だけの人が多かったのか、39番の二胡母は4時前に到着早々診察室に呼ばれた。来月日本へ里帰りすると毛医師に言うと、とても喜んでくださった。二胡母の父の病気のことは以前から話してある。
 できるだけ薬は少なめに飲んでいるので、いつも通りの量だけでよいと言い、次の予約日は8月8日にしてもらった。

 この通称「三總」の分院は台湾大学の近くにあり、とても活気がある地域だ。二胡母は留学生時代からこの「公館」という学生街が好きで、土地勘がある方で、お気に入りの小物店などもある。
 思ったより早かったので、その店にも寄って欲しかった物を買う時間があった。

 さて、この「公館」から台北中央駅まで、何番のバスがあるかな、と探してみたが、ない。仕方なくそばに立っていた若い女性に尋ねると、
「ここから直接行けるバスはないですね。地下鉄の方が速いですよ。」
と教えてくれた。

 やっぱりそうか。
 二胡母は地下鉄乗り場に潜った。公館から台北中央駅まで電車で移動したなんて何年ぶりだろう。地下鉄の路線も増えて、びっくりしたり、ひと昔前の自分を思い出したりしながら職場には5時半に着いた。

 帰宅は8時45分。パパとランは歩いて5分と、近くなった義母宅へ泊まりに行き、ゆうべは二胡母とメイ、2人の夜だった。
posted by 二胡母 at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仮面うつ病とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。