160.ランがまもなく入学する小学校が新1年生21クラスの担任教師をネット上で発表。台湾にはランドセルはなく、各自自由にリュックを準備する。腕時計も可。入学式はなく、二胡母ホッ。

 昨日、先に台北に帰り出勤している夫リーにメールを送ると、返事が来ていた。彼は去年10月、かつて彼と私が勤めていた会社の副社長だった同僚が創った会社に入った。パソコン用英語教育ソフトの開発・販売を手がけているが、まだまだ漕ぎ出した船同様、順調に航海可能か否か正念場にいるような会社である。
 リーの文面には、その会社の最新状況と8月30日(月)にランが入学する
小学校のHPで、新1年生の担任が発表されたことが綴ってあった。

 以前にここでも披露したが、去る7月26日、ランたち新1年生のクラス編成と名簿が発表された。
 ひとクラス約25名、全21クラス、ランは1年18組、教室は最上階の3階とわかった。

 ゆうべ届いたリーのメールによると、担任発表には先生の氏名や経歴などが書いてあるらしく、全員女性のようだ。
「年齢の記載はないが、経歴を読む限りでは活発で、様々な活動の世話役などもしてきている先生のようだ」
と好感を持ち、ホッとしたような彼の様子がうかがえた。どんな先生とめぐり合い、教わるかで大きなちがいがある、というのが夫リーの持論である。よって、ランの担任の先生に対する興味と期待は私より強いと感じていた。
 
 早いもので、そろそろ台湾へ帰る荷物や準備が少し気になり出した。
 28日(土)午後に台北に着くので、入学準備は1日とちょっとしかない。
まあ、日本のような入学式はなく、二胡母としては気が楽だが、まだ通学用カバンにあたるリュックや腕時計は至急そろえなければならない。
 台湾にランドセルはなく、アニメのキャラクターのものでも、何色でも可で、まだ小学生だというのに腕時計をする。ランはそれを心待ちにしている。 


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134.ランが入学する小学校、本日クラス編成発表。ランを連れて制服を買いに専門店へ行く。店番のおじさん、台湾で日本語教育を受けた時代を語る。その後、台湾は「光復」。

 7月26日(月)、この辺りの公立小学校は8月30日(月)の入学式まであと1ヶ月ほどになった。5月末、最寄りの小学校に入学申請に行った際、7/26にクラス編成を発表すると言われていた。

 今日がその日。合格発表でもあるまいし、さほど気にしていなかったのだが、永花幼稚園でランと同級生のあるおばあちゃんが朝さっそく見に行き、教えてくれた。親切なおばあちゃん(といっても孫が幼稚園くらいだから若いのだけど)だが、全部で何クラスあるかは確認しなかったらしい。申請日に聞いたのでは20数クラスだった。

 うちは当校区の中でもいちばん学校に近い地区だと思われる。徒歩5分で行ける。ひとクラス25人はいるというから一応マンモス校なのだろうが、それだけの児童数が集まると言うと校区もかなり広いのだろう。そう言えば、市場近くの正門前を朝通りかかると、バイクや車で保護者に送られて来る子をよく見かける。

 ランは1年18組だそうだ。(中国語では「組」を「班」と言う)
 クラス発表に合わせた訳ではないが、昨日午後、メイと夫リーが午睡に入る頃、ランと出かけた。いくつか目的があったのだが、メインは小学校の制服を買うことだった。
 台湾にも学校指定の制服を取り扱う衣料品店がある。郵便局やJAのような団体が運営するスーパーなど私が頻繁に通う通りからちょっと奥まったところにある制服専門店へは、一度視察に来て、店番の70歳前後と思しきおじさんに週末も開いているかと尋ねたことがあった。
「来る時は本人を連れて来なよ。」
と言われた。

 ランを見て、おじさんはひょい、ひょいっと手品のように服を取り出してきて、ガラスケースの上に並べる。さすがプロ、サイズがわかるのだろう。
 入学時にまずそろえた方がいいというのが、夏服のブラウス2枚、スカート1枚、体操服上下ひと組。ランの背中や腰にあてて見るとピッタリだった。
これで950元(約3000円)なり。幼稚園と違い、制服があるのは助かる。
 
 赤い襟に赤と白の細かいギンガムチェックのブラウス、濃紺のプリーツスカート、黄色い半袖体操服に緑の短パン。
 おてんばランに、よく似合うだろう。

 余談だが、そのおじさん、私が日本人だとわかったらしく、彼の幼少時代に日本が台湾を植民地化し、学校では日本語が教えられたことを懐かしそうに語った。今でも聴くのは日本の懐メロだそうだ。
 そして、台湾が日本の植民地から解かれた時のことを「光復」という単語で表現した。私はいい響きだと感じた。
posted by 二胡母 at 15:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ランの小学校入学準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


113.男性でも日傘が必要?! 台湾、このところの異常高温状態に医師が警告。酷暑の休日、娘たちに「注音符号暗記テスト」実施。合格者には水遊びをプレゼント。

 7月5日(月)、今日の台北も37〜38度に達するとの予報が出た。この「異常高温状態」は長ければあと1週間ほど続くとかで、メディアでは水分を十分摂ること、男性も日傘を差しなさいとの医師のコメントなどが連日流れている。
 今朝のニュースでは、暑さにたまりかねてマイナス30度に保たれた食品用倉庫に逃げ込んだ男性が「凍死」したと伝え、驚いた。
 
 そんな酷暑の昨日の日曜日、ちょっと機嫌が悪かった夫リーが娘たちに「注音符号暗記テスト」実行を宣言し、パンツ一枚で暑さをしのいでいた娘たちはよく状況がつかめぬまま戦闘状態に突入した。
 「注音符号」とは、日本語の仮名のようなもので、組み合わせにより表現できる発音が変化し、中国語圏の子供たちが漢字を習う前に覚える大切なものである。
 ランたちの永花幼稚園でも年少組くらいから少しずつ教えるし、年長組では只今小学校準備強化コースの真っ最中だ。

 リーはしょっちゅう娘たちにそれを教えたり、進度をチェックしていたが、昨日は「一度、徹底的にやらんといかん!」と燃え、読み方と書き取りをまず自分たちで復習させ、自信がついたらパパのところへ行き
パパの出す問題に答える。答えられなかったらバシッと手を叩かれるのがルールになった。
 そして、全部合格したら、バスタブをプールにして水遊びをさせてやる、とのごほうび付き。

 家内の空気はピリピリ。リーはパソコンを占領しているし、昼食作りには早すぎるし、指の負傷のためあまり長く二胡を弾くわけにもいかず
私は午後のお茶を午前中に前倒しすることにして、1時間ほどノートパソコンを持って出かけた。

 1時間ほどで豆乳とバナナも買って帰宅すると、メイがシクシク泣きながら鉛筆握り、机に向かっている。
 あら、ランは?と思っていると「ママ〜、来て〜!」と奥から声。
声の方へ行くと、紺色の水泳帽を被り満足げな笑顔でじゃぽんじゃぽんと遊んでいたラン。
「全部合格したよ!気持ちいいー!」
とうれしそう。

 実は、注音符号、これまではメイの方が姉をリードしていた。リーがチェックするとメイの方が正しく答える回数が多かった。
 だが、読み、書き、を完全に、ということになると、一つ年上のランが面目を保ったというか、成長の早さを証明した感じになった。

 結局、メイは昨日のうちに全暗記は無理だった。リーも小学校まであと1年あるゆえ、大目に見たようだった。

 ちなみに、二胡母が1994年頃最初に台湾へ留学した時には、この注音符号を教えられたが、2000年以降の留学では台湾以外で用いられてきたローマ字表記のピン音記号を使用するようになっていた。
 ゆえに、私はすでに台湾独自の注音符号は忘れてしまい、ほとんど解せない。

 今日も酷暑だが、びゅんびゅん強風が吹いている。
 あー、一刻も早く「普通の暑さ」にもどってほしい。
posted by 二胡母 at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ランの小学校入学準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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