80.台北しばらくは「低温」に。台湾でもNHKを楽しみにする二胡母。年子の姉妹、不思議とちがう個性と性格。メイ、失敗は怖くない!

 台湾の天気予報はかなりいい加減なことが多いが、昨日も然りであった。台北の最高気温は、台湾YAHOOのトップページに30度と出ていたが実際は25度。どうりで、半袖で外を歩くと強風が肌寒く感じたはずである。暑がりのランでさえ寒いと言い、カーディガンを羽織った。
 今日2日は曇っているため、23度くらいまでしか上がらないようだ。曇りや雨で、台北最高22〜23度がしばらく続くと今朝テレビで言っていた。私も娘たちも今日は長袖。

 私はだいたい5〜6時に起床して、まずNHKニュースを見るのが日課だ。
 しかし「鳩山首相辞任」は、朝7時台につけたパソコンのこれまた台湾YAHOOのトップ記事で知った。ちなみに台湾は日本よりマイナス1時間である。
 私は日本でもだいたいNHKしか見ないし、海外で日本の動きが如実にわかるのは実にありがたい。ラジオでは大相撲中継と『地球ラジオ』という番組しか流れないが。

 さて、ランの中国語がだいぶ回復してきたと報告したが、妹のメイはまた状況が異なる。
 同性で、わずか年の差1年3ヶ月で、極力同じように育てているつもりでも、どこか上と下では親の対応は違ってきてしまうのだろうし、わずかな差とはいえ、乳幼児期の1年と言うのは大きい気がする。
 そして、不思議と、やはり持って生まれた性格、資質というのもあって、それらがひとりの成長や個性に歴然と影響するのも見て取れる。

 ランの中国語能力の回復が速いのは、お姉ちゃんだからだけではないように思う。ピアノ、自転車、字、ゲームのルールなど何にしても、ランは「モノにしてやる」と決めたら必死に喰らいついてくる。夢中で習得しようとする。
 が、妹のメイは興味あることには、ランにない集中力が持続する長所がある一方で、失敗を恐れるというか、恥と思う、余計な自尊心が強く、教わることが下手だ。自分はできない、と言う。教えてくれる相手を「嫌い!」と突き放してしまう。

 そういう性質が、中国語回復を遅らせているのは明らかである。
 今朝もメイは台湾の幼稚園はイヤだと半泣きであった。
 親の二胡母から見れば、彼女らの長所、短所はどちらが多いとも決め難い。しかし、あらゆることを学び取る貪欲さは、メイにも欲しいところである。
posted by 二胡母 at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ラン、メイの幼稚園生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


73.南国台湾でもインフルエンザは流行する。デング熱や日本脳炎も。ラン、メイ姉妹揃って咳、朝、小児科を受診。

 昨日午後4時、永花幼稚園に娘たちを迎えに行き、『小学1年生6月号』を手に入れたと言うと、ランは喜び、早く読みたいとせがんだが、前号同様1日を待つよう諭す。
 日本で小学館『小学1年生』は税込700円だが、昨日私が高島屋の紀伊国屋書店でゲットした価格は263元(約789円)、よって89円の船賃でそれは日本から台湾にやって来たことになる。
 付録ドリルはランがやるが、本誌の方はメイも読む。メイに幼稚園の雑誌を与えるか考えたが、家には何やらモノがあふれ、節制やメイの知的能力向上のためにも、姉と同じものを読めばいいと判断した。

 今日も暑い。台北33度の予報が出ている。
 ところが、娘たちは数日前から鼻水やのど痛が始まり、メイは2日前から咳がひどくなった。
 おととい、迎えに行くと、メイの担任BELLA老師が下りて来て、
「メイ、ずっと咳してましたよ。食欲はあるんですが…… 気をつけてあげてください。」
と声をかけてくれた。
 熱は出ず、元気も食欲もあるので様子を見ていたが、昨日また悪化し痰も多いようだ。ランもそれをもらったらしく、メイのを弱くしたような症状がある。

 これまで、ふだんよく風邪をひくのは姉のランだった。しかし、メイは日本にいた間、風邪をひき、治っても、咳だけが1~2ヶ月尾を引き、2度お医者様に診せたことがある。
「喘息があるのかもしれませんよ」
と2度とも言われた。

 今朝、いつもより15分ほど早く家を出て、まず永花幼稚園にリュックを置き、病院に行って来ると先生に告げて、8時半から診察開始の小児科へ歩いた。徒歩10分ほどのところにかかりつけの小児科・劉医師がいる。
 思いつくだけで徒歩圏内に小児科は5~6軒あるが、気さくで、診察が丁寧で見立てが良い劉医師に定着して久しい。
 重症のメイから診てもらう。すると、劉医師も喘息のことを指摘した。
 待合室で、出されたばかりのお薬を2人とも飲み、また幼稚園に戻った。9時だった。朝のおやつには十分間に合う。お昼の薬は各担任の先生に言付けた。

 幼稚園では毎日マスクをしているが、どうしてももらって来てしまう。寝冷えかもしれない。
 南国台湾でも冬、インフルエンザが流行する年はあるし、こういう風邪は年中ある。
 あと、主に熱帯の南部に多いが、デング熱や日本脳炎にも注意するよう、最近メディアがにぎやかだ。特に子どもたちはロタウイルスなどの感染症予防も怠ってはいけない。蔓延しやすい夏季が来たのだ。
posted by 二胡母 at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ラン、メイの幼稚園生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


67.台北、私立幼稚園、高い保育料の実態は?! 「プレゼント用教材」に二胡母ムッ。幼稚園と距離を置く、この心情。

 さきほど外出した際、流れていたラジオを注意して聴いていると、台北、現在32.8度と言っていた。
 が、昨日ほど暑苦しくない。1度ほどの差はこれほど大きいのか。曇ってきたせいだろうか。それとも人体はやはりうまくできていて、慣れてきたのだろうか。

 昨日、ランが、
「これ、先生が家でやりなさい、ってくれたよ。」
と、いわゆるこちらの「国語」用テキスト2冊を持って帰って来た。幼稚園でも勉強の時間はあるし、毎日何らかの宿題をもらって来る上に「プレゼント用教材」まであるの?!

 今朝、リビングのテーブルの上に置かれたままのそれ2冊を見て、夫リーが言う。私が、事の成り行きを話してのことだ。
「あれだけ高い保育料取っといて、消化し切れずに家でやれか。」
まったくである。実に、私もそう思い、煮え切らない気持ちでいたのだ。
 日本へ帰る前、私の心構えはちがっていた。幼稚園とはこういうものか、と思っていた。そこの園教育にももっと興味があったし、協力的でもあった。

 それが、今は、日本の、田舎の、公立の、願ってもない教師陣に恵まれた幼稚園生活を娘たちとともに経験してしまった。これではいけない、と戒めても、どうひいき目を向けようとしても、永花幼稚園に厚い親近感と信頼を置くことは難しい。ここは人口が密集した都会で、施設やクラスの人数配分にも限度があるとわかっていても、だ。
 台北市内の公立幼稚園は数も多く、設備も良いとリーは言う。台北市はお金があるかららしい。
 ここは台北縣のいち市である。川ひとつ隔てるだけで行政や財政状況は異なるのだ。

 反感を持ってもしようがない。先生には世話になっているし、まっとうな教育を娘たちにしてほしい。
 二胡母の今の永花幼稚園に対する心情は……諦観、かな。つかず離れず、いい意味であきらめ、静かに見守っている。

 さあ、今日はランのピアノと私の二胡レッスンの日だ。劉天華の名曲『月夜』後半を教わる。
posted by 二胡母 at 16:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | ラン、メイの幼稚園生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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