明日で多くの公立学校が終業式を迎える台湾。大学はすでに冬休みに入っているところがほとんどだが、二胡母の日本語講師業も今週土曜日で仕事納めだ。
こういう大きな節目の長期休暇の日程は政府が決め、それに従う企業、公共機関がほとんどである台湾は21日〜29日の9連休となる。今年は長い方なので、海外旅行に行く人は増えるのではないだろうか。
それはさておき、二胡の陳老師が去る12日の卒業記念独奏会を無事成功させ、国立台湾師範大学大学院民族音楽研究の修士課程を修了、晴れて卒業した。
しかし、長年台湾にいて感じるのだが、台湾では大学を卒業して大学院に進む人口の比率が、日本よりずっと高い。親戚から日本語の生徒さんから夫の友達から、とにかくここを歩けば“大学院卒者”に当たる、というほど多い。博士課程はあまり聞かないが、修士はごまんといる。これは一種の文化ではないかと思うのだ。
夫の3人きょうだいも全員そうだし、日本語の生徒さんで仲の良い人たちもそうだし、今、台湾大学3年生の朱くんも院進学希望者である。海外の院に留学する人ももちろん多い。
そういう二胡母も、大学四年当時、院に進みたかったひとりだ。正直言って、今でもその夢はささやかな花を咲かせている。一生チャンスは残っているとも思う。あきらめたら何でもそこまで。