これは大陸(中国)でも同じだと思うが、とにかく日本人のお粥のとらえ方と彼らのは異なるようである。日本でお粥、といえば、“おじや”同様、体調の悪い時や、調理するのが面倒な時、あるものを突っ込んで煮て食べる、という人がほとんどだろうが、台湾にはお粥専門店が何軒もある。チェーン展開している店もある。
お粥はだいたい朝食にする人が多数派だろうが、本来、あの商売が実際成り立っているということは、昼食にも夕食にも夜食にもなり得るのだ。種類も豊富だ。
たしかにカロリーが低く、消化がよいので、これだけで十分、というわけには行かないが、二胡母も時々食べるようになった。家で作る時間がない時に食べることがほとんどで、外で買う。
いちばんのお気に入りは「全家」(ファミリーマート)のピーたん(アヒルの卵を加工した、独特の味がする卵)と薄切り肉のものだ。日本円で100円ほどで、239kgカロリー。温めてもらって熱々を食べる。ピーたんが苦手な人にはダメだが、これがなかなかおいしい。結構、満腹感がある。
実は、ついさっきも、この台北駅前校に来る前に買って、ここでいただいたところだ。今日は昨日よりマシだが、涼しい方なので、よくあったまった。コンビニにも5〜6種類のお粥が売られているのが普通だ。
ホテルに宿泊しても、バイキング形式の朝食が多いなか、必ずお粥は用意してある。そして、中華風と洋風両方あるのが一般的だ。
3月26日(月)、台北、気持ちよく晴れて、空気が乾燥している。こんな爽やかな時期がもう少し長くあればいいのに、と毎年思う。