土曜日の夜からかすれてきた二胡母の声は昨日さらに悪化し、2時間の授業がつらかった。これは、どうも一ヶ月ほど前に患ったアレルギー性気管支炎の症状と似ている。これの一段階上がぜん息、というやつだ。ほとんど風邪の症状は出ず、声、のど、胸の辺りに病巣が集まる感じである。
ゆうべも早く寝たかったが、パパと昼寝をしたというメイはなかなかパワーを使い果たさず、9時半頃、たまらず消灯した。
今朝のメイの弁によると、ママはすぐ寝たけど、メイは一人で長いこと起きていたようだ。つまらなかっただろうが、彼女も翌日学校があるし、二胡母も3コマ授業のある月曜日を思うと焦っていた。教師にとって声は命。体はピンピンしていても、声が出なければ手も脚も出ない。
18日(月)、台北時間正午45分過ぎ。
今のところ晴れている。蒸し暑い。台風5号も発生して、今週も不安定な天気らしい。二胡母の声は、昨日よりはいい。いつもとは声色が変わっているが、コツをつかめば、体力の消耗を少なくした発声ができるのもわかった。
高校、大学の卒業式がほぼ終了した台湾。おととい大学を卒業した男子学生に就職はどうするのか、と尋ねたら、
「その前に当兵に行きます。」
と答えた。“当兵”とは徴兵制度によりお勤めに行くことだ。現在は11ヶ月と短くなったが、台湾では今でも徴兵制度があるのだ。
それも、あと何年後かに廃止されると聞いたけど。