549.寝苦しい夜、今日29日はさらに残暑厳しい台北、最高35度!? 二胡母の二胡師匠、7月に受けた香港の楽団入団試験の結果は…… 試験の合否を通知しないことに、二胡母もすでに慣れっこ。失礼だが、日本人とは異なる国民性、と開き直る。“師匠は宝”の実例。

 ゆうべは寝苦しいほど暑く、扇風機が必要であった。
 しかし、約10日前に二胡母のものになった6畳ほどの部屋は、扇風機をつけると風が近すぎるし、パジャマや被る布団を夏用に替えれば大丈夫だったが、ランはかなり寝苦しかったようだ。
 今日29日(木)は昨日よりさらに気温が上がり、台北35度の予報が出ている。たしかに暑い。今日は久しぶりに午後シャワーを浴びるつもりだ。

 今朝もまた、ランにさんざん嘆かれつつトロトロと登校準備をしたメイ。二胡母は彼女らと校庭内でバイバイし、そのまま市場へ行った。昨日も行ったが、この後月曜日いっぱいまで、かなりキツいスケジュールになっているので、授業のない今日、できるだけ下準備したり、それを冷凍したりしようと考えたのだ。
 これほど暑くても、食品以外に購入したものは、娘たちのハイソックスと自分の秋服である。今週末にはここから10度ほど気温が急降下するとの情報もあるので、油断できない。

 さて、今日木曜日は午後5時から二胡レッスンがある。
 二胡母が崇拝する陳老師が7月3日に香港の中国古典楽器で構成される有名な楽団を、書類審査が通った二胡仲間6人と実技試験に臨んだご記憶があるだろうか。
 もし、陳老師が合格すれば、入団するか否かは本人の決定によるが、そうなると香港移住の可能性が高くなることにひどく胸を痛めた二胡母であった。老師本人も台湾で既に多くの仕事を抱え、複雑な様子だったが、彼の弟子として、楽団合格を心から祝福しなくては、と思う反面、どうにも矛盾した寂しさが拭いきれなかった。

 あの実技試験の日から2ヶ月近く経った時、思い切って尋ねてみると、一緒に香港へ飛んだ仲間全員に未だ何の通知も来ていない、とのことだった。試験結果はおそらく1ヶ月後には発表されると聞いていたが、どうしたことか。
 日本では考えにくいことだが、正直言って、こういうことは台湾では珍しくない。何かの面接を受けたのに、合否の知らせが結局来なかったことがあり、そのうち慣れてしまった。採用者のみに連絡しているのだろうが、なんとも失礼なことである。香港にもそういう“性質”があるのはわりと容易に想像できる。日本人はやはり、あらゆる面で礼節を重んじ、律儀な国民性を持っていると思う。

 あれからまもなく3ヶ月。
 敬愛する陳老師はたぶん香港へは行かないだろう。そういうことになったようだ。いくら年若くても、キャリアは長く、その音色の美しさと芸術性の高さ、指導のうまさ、人柄の穏やかさに“この師匠について行きたい”と二胡母に思わしめた人。
 同じく二胡を極めようとする、京都の友人も、
「先生の年齢は関係ないよ。自分が尊敬して信じられることが一番大切。」
と書いていた。
 そんな彼女の師匠は67歳、上海にいる。来月、その先生のもとへ彼女は集中レッスンに飛ぶ。

 
posted by 二胡母 at 14:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二胡母、二胡道を行く! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


526. 朝晩だけだが、異例の速さで秋が訪れた台北。唯一の趣味、釣りに行くことが決まった夫リーは機嫌よく道具の手入れ。日本で二胡を教えている友人、10月には上海へ短期二胡留学。好きな者だけがわかる、“海越えもなんのその”の思い。二胡道を行くのだ!

 実に今年は秋の訪れを早く感じる台北である。
 今日6日(火)の台北予想気温は27〜33度となっている。もちろん日中はノースリーヴでも暑く感じるが、夜中や早朝は“寒さ”を感じることが多くなった。最低27度は嘘っぽい。こんな年はめずらしい。夜だけにしろ9月に入ったばかりでこれだけ涼しくなったことは記憶にない。

 夫リーの大学時代からの親友で、長年台湾の自動車会社に勤務してきた沙さんが単身赴任中のベトナムから一時帰国している。今回の休暇は少し長めで、リーを釣りに誘う電話をかけてきた。あさって木曜日にその日は決まり、リーはその準備に忙しい。機嫌が良いのは、唯一の趣味ともいえる釣りへ行けるからだ。そもそも沙さんとは、同じ趣味つながりで親しくなったという。頻繁に行く方ではないが、釣具は最高級品を揃えている。興味のない者(=二胡母)にすれば、まぁー!という感じだが、ちょうど私が二胡にかけるお金は惜しくないのと似ているのだろう。

 台湾で中国語留学地代に知り合った長岡京市出身の友人は、日本へ帰国後、二胡母より数年早く二胡を学び出した。数年前には2年半ほど香港へ“二胡留学”し、今では故郷の自宅に生徒さんが3人習いに来ているし、音楽教室の講師も務めている。
 その友人が今年12月に生徒さんたちと初めての『二胡発表会』をやることにして、着々と準備している。
 また10月には、上海へ二胡留学するとも書いてあった。おそらく短期間集中レッスンたるものをする学校があるのだろう。教えてほしい先生がいて、アポイントが取れたのかもしれない。

 その気持ち、熱意は、好きな者だからわかる。二胡母の師匠はご存知、陳老師だが、この2人目の師匠によって、新しく、本格的な二胡の世界に開眼させられ、二胡道を切り開かれた。陳老師のレッスンを受けるためなら、海を越えて通うことに何のためらいもない。

 その友人は独身だが、「二胡母」だってやる。必ず二胡を極めるのだ。

 
posted by 二胡母 at 18:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二胡母、二胡道を行く! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


447.17日も猛暑続く台北。音楽教室、停電で30分レッスン開始遅れる。その間にできた、敬愛する陳老師の香港プロ楽団実技試験のあれこれ。受験楽器は「二胡」でなく「中胡」。

 昨日木曜日は、二胡母の二胡とメイの絵のレッスンがある日だったが、開始時刻が約30分遅れた。
 音楽教室はちょうど二胡母宅とランの小学校の中間地点にあり、毎週用意をして、先にそれらを教室に置いて、4時にランの校門のところへ行くようにしている。メイの幼稚園も4〜7時の間に迎えに行けばよいことになっており、ついでにメイも連れて音楽教室に戻るわけである。

 ところが昨日は、教室の灯りが消えている。だが、受付の曾さんと主任講師の張老師とその婚約者であり、ウクレレ、ギター、絵を教えているメイの陳老師はいる。聞くと、地下1階、地上2階の教室全体の電気系統が老朽化で働かなくなり、2人の職人さんが来て修理していて、復旧は5時とのことだった。
 仕方なく3人で一旦家へ帰り、4:50頃うまく行けばもう直ってるかも、と行って見ると、かろうじて1階のクーラーは動き始めているだけだった。
 4:55には、二胡母の敬愛する陳老師が到着したが、とにかく皆ソファに座ったり、子どもたちは何かして楽しそうに遊んだりして待った。

 だいたいこういうことは時間通りには行かない。
 だが、超多忙な陳老師とレッスン時間以外におしゃべりするなど望んでもほぼ無駄であるため、工事を気にしつつも、二胡母、老師といろいろ話をした。不幸中のああき菜幸いであった。

 7月3日に迫った陳老師の香港行き。6人の友人と一緒に飛行機やホテルを予約し、現在指定曲と選択曲の練習に励んでいるとのことだった。国際的に活動する香港のプロの楽団の実技試験だけに、さすがの老師も、「緊張するよ〜」と言う。
 意外だったのは「二胡」部門を受験するのではなく、「中胡部門」だそうだ。あと「高胡」もある。まあ、もとはすべて日本で言う「胡弓」だが、「中胡」は低音のそれ、「高胡」は高音の二胡ということらしい。
 受験条件には年齢と大学の音楽科卒以上の学歴などがある。プロなので、楽団員になれば安定した生活可能な金額の給料が出る。

 「合格したい!」という願望と、緊張と、それを和らげるように「仲間との小旅行を楽しむ」と捉えようとする老師の複雑な心境がひしひしと伝わってきた。

 さて、めでたく5:30に灯りがともり、老師と2階の教室へ上がった。
 悪くない停電、がんばれ、陳老師!
posted by 二胡母 at 15:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二胡母、二胡道を行く! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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