489.“避暑地”日本から台湾の自宅にゆうべ戻り猛暑に苦しむ。昨日の汗した荷造りを今日また解く。台湾モードに戻って来た31日午後、日本語講師業再開、さっそく授業へ。

 二胡母、まちがいなく台北の自宅でこれを書いている。
 昨日は順調に実家から関空を経て、台湾に舞い降りた。日本航空815便は、定刻より約20分早く台北中正国際空港に無事着陸。
 機内を離れるとすぐムワッとした熱気に包まれ、ため息が出たが、9時40分自宅に帰り着いてから今まで、25日間日本で避暑していたせいか疲労か、この暑さに慣れず、ぐったり気味である。汗して荷造りし、半日かけて海を渡っての移動。猛暑、また荷物をとき、その整理。暑さはハンパではない。とけそうである。

 ランもメイも、朝から髪が汗でべっとりし始めるし、常に水分を欲しがる。暑くて、気が向くことしかできない様子だ。それもわからないでもないくらい暑い。昨日の今日だ、大目に見ようとも思う。

 しかし、二胡母はともかく今日から日本語講師業が再開するので、それに向けて気力や体力を調整していった。復帰第一課目、気合が入った。気の抜けた授業はできない。

 片付けがだいたい済んで、シャワー、シャンプー、メイクを終え、娘たちとお昼は外食にして鋭気を養った。だんだん心身ともに落ち着き、全身が台湾モードになって来る。
 それからバスで20分ほどの板橋校へ。受付嬢や打ち解けた生徒さんたちが温かく迎えてくれる。いつものように元気な2時間の講義をやりとげた。

 「今日が日本に帰る日やったらいいのにな〜」
ランが言う。

 切なく、暑く、再スタートの1日。


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27.メイ、ホームシック?! 一親一言語家庭のわが家に。台湾は非常に親日的、外出時も日本語で。

 「台湾へ帰るの、いやだなあ……」と確かにメイは何度もつぶやいていた。様子がヘンになったのは日本を発った6日からなので、それと関係があるのではないかと思っていたが、問いただすと、案の定こう答えた。
「じーちゃんばーちゃんとこがいい。」
 …… 号泣するメイを抱きしめて、私ももらい泣きした。
 メイのホームシックと情緒不安定は、今日9日もまだ続いている。元気な時はランとはしゃいでいるが、あれよあれよと崩れ、シクシクするのは治っていない。

 さて、「一親一言語家庭」というのは、わが家の娘たちのように父親と母親が用いる言語が異なる家庭を指す。
 これは、たとえば、家庭では日本語だが、学校では英語で意思疎通や学習する環境と区別される。
 私は娘たちの日本語能力を衰えさせないよう、夫リーが基本的に日本語を解すこともあり、家庭内では日本語で通している。リーは私と娘たちには中国語で話す。私とリーの会話は中国語なのは以前と変わらない。

 外出時も私は彼女らには日本語だ。日本語で会話していると「あ、日本人なんだ」という目で見る人は多いが、気にしない。台湾はかつて日本の植民地だったが、大変親日的で、日本を「清潔で風光明媚な先進国」と見る人がほとんど。日本人であることを隠す必要な全くない。

 今日もまだ雨が降っている。肌寒さは消え、気温は最高が22度くらいで心地好い。
 このあと、ランとメイを連れて、入園させたい幼稚園へ行く予定だ。
 そこは、2007年9月〜2008年7月までランが通っていた私立の幼稚園だ。
posted by 二胡母 at 10:23 | Comment(0) | 二胡母と娘たち、台北に帰る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


26.台北101、総統府、台湾大学病院にも近いのは、もともと台北は小さい街だから。日本と大きく異なる環境、メイの様子がヘン。

 4月8日、今日も涼しく、雨が降り続いている。
 台北のこの時期にしてはかなり過ごしやすい。それもあって、昨日へとへとになりつつ、ほとんど荷物の整理を終えた。今のうち!と言う感じだった。

 さて、再び「一親一言語家庭」に6歳と5歳の娘たちは身を置くことになったわけだが、この環境の説明をしておかねばならない。
 台湾の台北というと、日本の東京に相当する、いわゆる首都である。
 台北市と台北縣あわせても面積は小さく、この家から少し前まで世界一高い建造物だった「台北101」がはっきりと見え、車で30分かかるかかからないかで総統府(首相官邸みたいな所)や台湾大学病院があり、あちこちに点在するにぎやかなエリアに行ける。

 自家用車なしでも、市バスや地下鉄が整備され、とても便利だが、恒常的な駐車スペース不足や渋滞、環境汚染問題も抱えている。

 私の自宅マンションがあるこの辺りも然りだが、市役所や保健所、公立小学校、市場が徒歩10分圏内にあり、比較的理想的な居住地ではあるのだろう。
 大降りの雨が降っていた今朝は、夫リーが8時半に出勤するまでに走るように市場へひとり買い出しに行って来た。昨日行った大型スーパーでわざと買わなかったのは、肉や魚は毎日早朝にさばいて売る市場のものがいちばん新鮮だからだ。馴染みの豚肉、鶏肉屋に行くと、「帰って来たの!」と迎えられた。いいものである。

 ただ、日本の実家のような自然や、地域が密接に結びついた連帯感みたいなものはなく、娘たちがギャップに戸惑いそうで怖い。

 実は、本当に次女のメイが6日日本を離れてから様子がおかしい。
posted by 二胡母 at 16:10 | Comment(0) | 二胡母と娘たち、台北に帰る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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