今日火曜日は講師業公休日。台北は時折雨が落ちたり、また晴れたりと不安定な天気だ。今朝、日本の母がある用事で電話をかけて来たが、二胡母の実家地方は台風4号の猛威をもろに受け、学校は休校になっていると言う。大変だ。被害なく、通り過ぎてくれるといいが。
昨日までは風邪薬を飲んでいたが、今日は見合わせている。体調は上々、ただ、今日は極力しゃべらない、無理に動かないことにしている。今夜は娘たちがそろって泊まりに来る日、夕方までは寡黙でいられるだろう。
ところで、昨日午後からの<日本語初級>クラスに、可愛い生徒が初出席した。
「今、お昼ご飯を買いに行ってますが、小学生みたいです。でも、変ですねぇ、まだ夏休みでもないのに…」
と常連の生徒さんが言う。
しばらくして、近所にある餃子屋で2種類のそれを買って来たのは、太り気味でやんちゃ坊主と思しき男の子。二胡母にもっとも近い席を陣とっている。なんで小学生が今の時間に来られるの?との問いに、
「もう、卒業式終わったから。」
と日本語でスラスラ答える。そうか、小6だったのだ。
聞くと、母親は早稲田大卒の台湾人、父親は日本人。でも、彼の3歳の時に離婚した。父親とはそれ以来一度も会ってないし、記憶もなくて会いたくはない。母親はレストランを経営しているという。
屈託ない、可愛い腕白坊主だが、約10年、台湾で育ちながら、よくこれだけ日本語力をキープしてきたな、と感心してしまった。明日の授業でも会いたいな。