27日日曜日。二胡母は午後3:00〜5:00〔日本語能力検定一級〕の授業があるだけで、それまでは娘たちと会えるのを楽しみにしている日である。
が、夫の機嫌がよろしくないのと、メイは朝食にパパが用意した黒糖蒸しパンが苦手で、完食までに1〜2時間かかる見通しで、かろうじてランとは会えることになった。
ランによると、昨日の朝食もその蒸しパンで、中になにか具が入っているらしく、珍しいものなどに極めて拒否反応が強いメイは、パパに叱られつつ、ちびちびと食べているのだった。目に浮かぶようだ。
朝9時に開く、2番目に近い大型スーパーにまず行くことにする。書籍コーナーがあるので、ランもすぐ同意した。二胡母が買い物をして回っている間、置かれているベンチに座って(台湾ではごく自然な光景)むさぼり読むのだ。眼鏡を作ったが、ランの本好きは周囲がどうしようもないほど強烈なもので、本当に困っている。
さて、二胡母が勘定を済ませ、ランを迎えに書籍コーナーに行き、買い忘れた物に気づいて再度ランと売り場に入った時、うれしい奇跡! メイがニコニコやって来る。なんと、やっと黒糖蒸しパンを完食したメイとパパも、そのスーパーに来ていたのだ。
今夜はメイが二胡母宅に泊まりに来る日で、義母宅での夕飯が終わった7時頃迎えに行き、そこでランとメイが交替する予定だったが、
「今日、ママと晩ご飯食べてもいい?」
とメイはすかさずパパに訊いてOKをもらった。代わりに、ランは夕飯を二胡母ではなく、義母たちと食べることになったのだった。これで公平かな?
一旦メイたちと分かれ、いつものカフェへ行き、夏休みのために予約してある航空券の代金を払いに行き、バスでこの板橋校にやって来た。ランもいる。
二胡母一家の日曜日あれこれ。