昨日の月曜日は忙しかった。午前中と夜にひとコマずつ担任のクラスが入っている上に、月1回の精神科受診の日でもあった。この大病院は、台湾大学病院と異なり、予約番号順でしか診てもらえないので、時間がはかりにくい。
たとえば、自分より前の人が、診察ではなく薬のみを希望すれば、順番は早く回って来るし、その逆もある。また、初診の患者は医師との会話が長いため(だいたい30分はかかる)、その人が前に多くいると、番号が若くてもひどく待たされる。
そこで、朝、夜、どちらの授業と診察をまとめようかと悩んだ結果、夜の台北駅前校の方にあわせることにして、4時頃バスで病院に到着した。
昨日は大雨だったので、患者はさっさと薬だけをもらって帰るのかと思いきや、席がないほどおおぜい診察を待っている。まぁ、二胡母は7番といい番号だったので、早く診てもらい、地下鉄で台北駅へ向かった。6時前には教室に入り、コンビニで買った鶏の熱いスープでほかほかに。授業は6時半からだった。
また、薬の種類が増えてしまった。このところ、中国語で「胸悶」という、胸の重苦しい症状が10月頃から再び悪化し、日常生活に影響を及ぼし始めた。これは去年5月、仮面うつ病発病時にはなく、今年の2月から出た症状なのだが、いろいろな症状の中でも最も頭が痛い敵である。ひどい時は横にならないと立っていられないし、酸素不足も引き起こすため、眠くなったり、至極疲れやすい。忙しい兼業主婦を困らせるのである。
うつ病、ノイローゼというと、耳慣れた病だが、このテの病気でも薬で抑えたり治したりできることを知らない人もいる。
また、二胡母みたいに、明るく、夢いっぱいで、目標に向かってズンズン頑張っている者でも罹ってしまう種類もある。
日本でもうつ病患者やは増加の一途を辿っているようだが、自分自身をいたわり、またその病に苦しむ人が周りにいたら、長い目で温かく見守ってあげてほしい。患者は怠けているのではなく、前向きに考えようとしても、悩まないでいようと心がけても、どうにも自力だけでは治せないものなのだ。