「その曲、学校で習ったの?」
と訊くと、
「そうや、『生活』の時間に習った。」
と答える。「音楽」の時間はないが、『生活』の中に音楽や図画工作やらが入っていることになるのだろう。時々絵も描いて来るし、工作品も然りだ。
今日7日は雨の月曜日になった台北は、気温も少し下がり、最高26度と言われている。しかし蒸す。日本もそうだろうが、今日からだんだん寒くなるようだ。台北でさえ水曜日から木曜日にかけて17度までは下がるだろうと予報されている。去年同様、今年も台湾は厳冬になるらしいがまだ半信半疑だ。
二胡母の“4週間休みなし”の日本語講師生活は続行中だが、今週から月・水は中級日本語の代講からもとの五十音クラスに戻る。こうなると終了時間が9時から8時になり、2時間の授業が1時間半になるので少し楽になる。それに五十音クラスはほとんど予習が要らない。
仕事の疲れか、最近どうもパワーに欠ける気がする。大変食欲旺盛だが、それだけで元気になるわけでもない。とにかくこなすしかない。
そうそう、先週、ある生徒さんからこんな話を聞いた。二胡母が勤務する語学学校のある日本人日本語講師(台湾人日本語講師もいる)が約半年ぶりに日本から帰って来て、講師に復帰した。
「半年も休暇が取れたんですか!?」
私は驚いて尋ねた。
なにやらその男の先生は、お父様が急死され、それに伴う諸々の整理や用事で忙しかったようだ。
「あの先生は一人っ子で、お母さんはもう日本に落ち着いてほしいらしいです。」
とその生徒さんは続ける。30代半ばくらいの先生だから、お母様もそれほどお若いとは言えないだろうし
二胡母も見につまされる話であった。
二胡修行もここの方が適しているし、今の仕事を手放すのもつらい。
一人っ子は少なくない。きょうだいがいても実家に誰も帰らない家などゴマンとある。これからどうなっていくのだろう。