台湾も3連休が明けた今日11日(火)、娘たちを小学校に送った足でバスに乗り、勤務先の永和校最寄りの駅から地下鉄で、台湾大学病院・顎関節症外来に行って来た。予約番号は17番だが、三軍総病院と異なり
“先到先看”、つまり、受付順に診てもらえるので、9時診察開始なのに8時頃には地下鉄に乗っていた。三つ目の『台湾大学病院前駅』下車で、三軍総病院と台湾医療の最高峰に立つその大病院が目の前に佇んでいる。
治療とマウスピースを毎晩歯につけて寝るようになって以来、だんだん回復してきたが、まだ時々ふと何かを食べようと口を開けると、右のこめかみ辺りが「カクッ」というような音を出したり、大きな口が開けにくかったり、長時間しゃべった日はそれに比例して痛みが増す。完治しないままの状態が続いている。
基本的に、マウスピースをつけることが治療になっているのだが、それだけで治らない人は定期的に通院する必要がある。「しゃべること、患部を圧迫すること、バイオリンを弾くこと、気温低下」など症状を悪化させる要因はいくつかあるが、去年12月から日本語講師を始めた二胡母は、自ら危険な道を選んだことになる。
その上、ランとメイは2人とも口が達者、そしてもうすぐ7歳と8歳になるばかりで、まだまだ自己管理が難しい時。家では大人しくしておく、というのも二胡母には無理なハナシなのである。
約5ヶ月ぶりの診察、主治医の王医師は顎関節症の権威の一人だ。
小さな道具を使った顎周辺の様々な覚悟からの診察で、症状がわかるようだ。
「カクッという音が減ったことが改善したとは言えないんだよ。君は講師の仕事をしてるし、筋肉がかなり緊張して、炎症も起こしている。」
意外な診断だった。マウスピース以外の対策を王医師としばらく討議する。
その結果、やっぱり薬の服用はなしで、9ヶ月ぶりに注射を打ってもらうことになった。治療法は患者の生活スタイルや体質によってもちろん変わってくる。
右耳のすぐ横にある関節に注射針が入る。以前も言ったが、ほとんど痛みを感じないのが不思議だ。
これも体質によって、効果が2週間ほどで切れる人がいるらしいが、これまでの経験から、二胡母はまず3ヶ月はもつ。薬で胃を荒らすこともない。
診察後、次の予約を入れてから支払いに行く。次は3ヵ月後にしてもらった。
注射のせいか、患部の辺りがまだ痛い。でも、いずれにせよ、一度診てもらうと安心する。
今日11日、曇りがちながら台北28~30度、二胡母の背中には扇風機の風。