今日2011年10月10日(月)は民国100年のめでたい日となった。“民国”とは台湾建国時からの年号だ。あの辛亥革命から100年ということになる。
首都・台北を中心に、全国各地で記念祝賀式典や関連するお祝い行事が行われている。テレビをつけるとほとんど中継でその模様を伝えている。メイン会場には昨日から並んで場所を確保した人もおり、今朝7時過ぎに「行こうか!」と父子3人は慌て始めたが、時既に遅し………
しかし、パレードなどが間近で見られる可能性がある地点を知る夫は、それでも娘たちを急かして、8時過ぎバタバタと出かけて行った。
去年はせがむランを連れて、これまた人、人、人の夜の催しに夫は挑んだが、今年はメイの番、これで公平、と覚悟を決めていたものの、昼食後、メイは「行かないよ」と言い出した。
「えっ!? ほんと!? ラン、ママ、聞いた!? メイは自分で行かないって言ったよ!」
がっかりしているような、ホッとしているような、おそらく両方の気持ちが入り混じる夫の言葉であった。
たしかに、何でも興味津々、とにかく出掛けたがりなランに対し、メイは出不精というか、そういうイベント事へのこだわりが薄い。
夫は“今年はメイを連れて行ってやらねば”と律儀に考えていたようだが、人ごみの中を歩くのはさすがに疲れたようで、まぁそれもいいか、と……
ところで、総統・馬英九の妻、つまりファーストレディ周美青の衣装はどんなのか、と注目されていたがもともと服装はシンプル派、性格もさっぱりサバサバの彼女が今日着ていたのは、なんと去年の国慶節祝賀式典の時と同じワンピースだったのだ。裾の部分に刺繍を足しただけ、メディアやもちろん二胡母たちも予想外の快挙(?)であった。さすが周美青!
今夜の総統府での花火は、台湾時間8:30〜9:00、すでに場所取りが始まっているようだ。
台湾建国100周年、おめでとう!