秋分を過ぎ、台湾もこのところぐっと日が短くなり、外はうっすら暗くなり始めていて、秋を感じた。
バス停まで5分ほど歩き、バスで家路につく。二胡母宅より一つ前のバス停で降りると義母のマンションに近い。約束どおり、ちょうど6時頃到着した。
ところが、二胡母が7階の義母の家に行く前に、3人がそこから出て来た。
「“五花馬”に晩ご飯食べに行くんやで。」
とランが言う。
当初は、明日(すなわち今日26日)上海の義弟一家のところへ旅立つ義母は夜はひとり適当に食べ、二胡母が娘たちを引き取り帰ってから3人で食事することになっていた。
“五花馬”は娘たちの小学校と道路ひとつ挟んだところにあり、いわゆる香港の点心みたいなものや、麺類などを主なメニューにする、人気のあるレストランだ。おいしいし、店内もきれいで一見高そうに見えるが案外安く、二胡母が仕事で留守がちになってからはわが家の父子たちの“行きつけの店”になっている。
そんな具合で、娘たちは店内の勝手に通じており、手際よくセルフサービスの部分を整えて行く。
昨日から友人とキャンプに行っている夫は、今日午後4時頃帰宅予定のため、午前中、新店校で授業があった二胡母は、ぴったり11:30にうまくまとめ、急いで娘たちを迎えに行ったところである。
台北は再び夏を懐かしむように暑くなっている。今日は最高32度の予報。扇風機がまた活躍している。
義母は上海の良い季節を待ち、約2ヶ月間滞在予定で今朝飛び立った。中2、小4、2歳の子育てにてんてこ舞いの義妹が待ちわびていることだろう。