二胡母は月曜日もらった薬が懸命に“胸悶”(胸の重苦しさ)と闘っているのを昨日から感じているが、なぜか重苦しさが突き刺すような痛みに変わりつつある。目まいもひどい。だが、全体的には身体が軽くなったようでうれしい。
さて、今日はランとメイの日本の小学校で始業式が行われた。メールを開けて見ると、親しくしてもらっている2人のママ友からさっそく1年生と2年生の担任報告が届いていて、今、複雑な気分である。
と言うのは、2年生の先生は転勤されてきた新しい先生で、まったく二胡母ファミリーのこれまでをご存じないこと。それから、1年生の方は在任されている先生だが、いまいち顔と名前が一致せず、あとでママ友に尋ねようと考えている次第だ。
そして、校長先生も新しく着任された方で、また日本で1からのスタートを切る心づもりでいる。ただ、小さな学校なので、クラスメイトは転校生以外変わらないのがありがたい。
最近あまり触れていなかった二胡修行のほうだが、ちゃんと毎日練習に励んでいる。先々週から、古典のスタンダードナンバーを教わっている。(が、日本語にない漢字があるため、曲名は省略)長いし、難しいので、レッスン中は必死に陳老師の模範演奏や注意点に集中している。聞けば、二胡検定試験でなら9級(最もレベルが高いのが10級)らしく、道理で、と思った。
しかし、そんな曲を教えてやろう、こいつなら弾けるようになるだろう、と尊敬する老師に思ってもらえたことがとてもうれしい。
陳老師の弟子になって早くも丸1年になる。二胡母に“二胡改革”をもたらしてくれた恩師だ。
その陳老師、香港の楽団入りを目指し、2月末願書を送り、書類審査の結果を待っているところだ。
その一次審査をパスすれば、香港へ飛んで実技試験があり、合格すれば香港に引っ越すことになるので、二胡母はいずれの結果になるにせよ、その時どういうリアクションをするのか、自分が怖い。他の師匠は今、考えられない。けど、台湾や中国の楽団よりずっと国際的な活動をする香港のその楽団に入るというのは、老師にとっては夢で、名誉なことでもある。
いろんな方面で、想う春である。