昨日は15度あるかないかの雨天で寒かったが、今日5日もさほど変化はないようである。これくらいならもう慣れたし、台湾のうんざりするほどするほど暑く、長い夏を思えば、あまり急いで暖かくならないほうがいい。
4連休もとうとう今日が最終日、
昨日は『こどもの日』だったので、夫リーは午前中、娘たちを車で大きな公園に連れて行ったが、雨が降り出し、思いのほか早く帰って来ていた。
二胡母は最近また体調がすぐれず、どうしても行きたい、または行かねばならないところしか出かける気にならない。
先週金曜日、いわゆる呼吸器系専門外来で診てもらった結果、胸の重苦しさは内科的なものではないことが判明したとお伝えしたが、昨日4日はちょうど台湾最大の病院・三軍総病院精神科への定期診察の日で、金曜日もらった2種類の薬袋を持参し、主治医の毛医師に見せ、経過を報告した。
「前回、この胸の苦しさについては、僕に言わなかったね。」
と毛医師は私に確認をとった。2月初めから続いているので、その間毛医師とは1〜2度会っているが、風邪をひいた時から発症し、その症状だけが残ったので、二胡母はまた弱い気管系の問題だとしか考えが及ばなかったのだ。
昨年5月に患った仮面うつ病(これは医学的に正式な名称)以来、初めてのひどい症状である。とても疲れやすいことも医師に話すと、
「胸が重苦しいと酸素不足を引き起こすから、疲れやすくなるんです。」
と理にかなった説明をした。
うつ病にもたくさん種類がある。ご存知のように、二胡母のは厭世観や自殺願望が強くなる型のものではない。至って前向きで、またそうあろうと努力し、心意気もパワフルだ。
だが、心の負の叫びが身体上の症状になって現れてしまう。
「全身、どこにでも出る可能性があります。」
と毛医師も指摘した。
厄介な体質である。自ら被災していないのに、3月は地震の報道を見ただけで吐き、下し、病院に走った。
娘たちにこれが遺伝しないことを祈る。
こういう宿命を与えられた私は、すでに覚悟は決めている。これが私だ。何か意味があって、こんなふうに創られたのだと、今は思えるようになった。