本日も台北は「炎熱」である。こちらに長く住んでいると、今日は30度超えたな、とか、これは34〜35度でしょう、くらいは体感的にわかるようになる。
網膜はく離の初期症状が見つかり、レーザー手術を即日受けてちょうど1週間。さきほど荘眼科でついていたテレビで、台北の今日の最低気温が30度と出ていた。最高気温ではない、最低が30度である。まさに炎の中にいる二胡母、今日も熱く語りたい。
私の眼科主治医・荘朝傑医師の眼科医院には他に3名の医師がいて、順番に診察を担当している。台湾の有名な経済誌『商業周刊』だったと思うが、これの1年ほど前の特集で「台湾の名医百選」があり、その中に入っていたと夫リーから聞いた覚えがある。
私くらい、弱く、厄介な目の持ち主なら、いわゆる「台湾大学病院レベル」なのだが、眼科は自宅から徒歩5分で行ける荘眼科に安心して任せられるのは、彼の医院が信頼を置ける腕と設備を持っているからだ。
実は、先週レーザー手術後、荘医師自ら私の今日の予約をパソコンで取ってくれた。「7月2日午前審 24番」
だが、終わったのは午後2時50分である。午前診は9〜12時、午後診は3〜6時、夜間は7〜9時だが、事実上、荘眼科は間の休み時間がない。特に院長の荘医師は診察が丁寧で、時間がかかると受付台のところに注意書きがしてあるくらいだ。
私も先に電話してからだいたいいい頃合に行ったのだが、それでもあまりに長くて、寝てしまいそうになり、途中でカフェへ行き、ノートパソコンで小説の手直しをして来た。再び医院へ戻ると23番と掲示してあり、次が私の番で、午後2時20分頃ようやく診てもらえた。
毎日こんな具合みたいだが、待たされると知りつつも来る患者は途切れない。名医には人が集まるのである。
さて、網膜上の穴の周辺に「堤防を作る」レーザー手術後、それが安定するまで3〜4週間かかるらしい。その頃、もう一度診てもらい、また、私のような目の問題児は今後定期的に受診する必要があるようだ。
先週もらった白内障の目薬も、ずっと点すことになりそうだ。トホホ、この若さ(?)から白内障の目薬と道連れとは……
私ほどではないが、夫リーも近視で眼鏡かコンタクトレンズが必要である。親が近視だとその子供が近視になる確率は上がる。両方の親とも近視なら、確率はまたその倍になると聞いたことがある。
よって、ランとメイのテレビを見る時間、本を読んだり字を書く部屋の明るさ、字までの距離などに神経質すぎるほど気を遣ってしまう。
後天的な原因のほかに、持って生まれた目の強さも大きく関係していると経験上知りながらも、小学2年生から目にはさんざん苦しめられた二胡母、娘たちには裸眼で暮らす快適さを持続させてやりたい。
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