97.名前からつける愛称、中国語圏と日本では異なる習慣がある。幼稚園でともだちが増えた娘たち、園外でも出会うともだちにいちいちあいさつ。「ラン」と「メイ」は日台共通。

 姉妹そろって人なつっこい娘たちは、おかげさまで永花幼稚園で自分のクラス以外にも友達ができているようだ。
 このあたりはマンション、アパートが立ち並んでおり、この周辺の数ある私立幼稚園でも永花は施設が最も大きく、園児数も多い。言ってみれば、この辺りの1〜6歳児の多くが永花幼稚園に通っている感じだ。

 娘たちを迎えに行ったり、どこかへ出かけるのに歩いていると、
「あ、あれ、メイのおともだち!トマト組の子!」
と突然叫ぶことはしょっちゅう。同級生のみならず、上にも下にも知り合いが増えているようだ。100人を超える園児がいるんだもんなあ……
 姉のランは、道で知っている子に出会ったら、名前を呼び、
「バイバーィ!」
くらいで勝手に挨拶を交わしているが、メイは顔見知りに出会うたび、全部私に報告しないと気がすまない。
「ママ、あの子ねえ、みつばち組の00ちゃん。」
そして、もちろん大声でその子を呼んで、手を振っている。誠に疲れる。

 中国語圏と日本で、名前に関して異なる習慣がある。
たとえば、日本で「義昌くん」なら「よっちゃん」とか「ヨシ」みたいに名前の上の字を使って愛称とする。
 だが、こちらでは名前の下の字で呼ぶのだ。「淑蓉」なら「蓉蓉」とか「小蓉」などとなる。
 ランもメイも中国名の字をひとつとってつけた日本名で、台湾式に呼ぶと彼女らが聞き慣れない名前になってしまう。台湾の家族も私の主張を受け入れて、彼女たちが赤ちゃんの頃から「ラン」「メイ」と呼んでくれているからだ。

 今回、台北の幼稚園に入園する時にも、担任の先生たちにはその旨説明して、理解していただいた。
 彼女らのともだちは、ちゃんと「ラン!あそぼ!」、「メイ、バイバイ!」などと呼んでくれている。うれしいな。
posted by 二胡母 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ラン、メイの幼稚園生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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