「じーちゃんばーちゃんとこがいい。」
…… 号泣するメイを抱きしめて、私ももらい泣きした。
メイのホームシックと情緒不安定は、今日9日もまだ続いている。元気な時はランとはしゃいでいるが、あれよあれよと崩れ、シクシクするのは治っていない。
さて、「一親一言語家庭」というのは、わが家の娘たちのように父親と母親が用いる言語が異なる家庭を指す。
これは、たとえば、家庭では日本語だが、学校では英語で意思疎通や学習する環境と区別される。
私は娘たちの日本語能力を衰えさせないよう、夫リーが基本的に日本語を解すこともあり、家庭内では日本語で通している。リーは私と娘たちには中国語で話す。私とリーの会話は中国語なのは以前と変わらない。
外出時も私は彼女らには日本語だ。日本語で会話していると「あ、日本人なんだ」という目で見る人は多いが、気にしない。台湾はかつて日本の植民地だったが、大変親日的で、日本を「清潔で風光明媚な先進国」と見る人がほとんど。日本人であることを隠す必要な全くない。
今日もまだ雨が降っている。肌寒さは消え、気温は最高が22度くらいで心地好い。
このあと、ランとメイを連れて、入園させたい幼稚園へ行く予定だ。
そこは、2007年9月〜2008年7月までランが通っていた私立の幼稚園だ。
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