台北のこの時期にしてはかなり過ごしやすい。それもあって、昨日へとへとになりつつ、ほとんど荷物の整理を終えた。今のうち!と言う感じだった。
さて、再び「一親一言語家庭」に6歳と5歳の娘たちは身を置くことになったわけだが、この環境の説明をしておかねばならない。
台湾の台北というと、日本の東京に相当する、いわゆる首都である。
台北市と台北縣あわせても面積は小さく、この家から少し前まで世界一高い建造物だった「台北101」がはっきりと見え、車で30分かかるかかからないかで総統府(首相官邸みたいな所)や台湾大学病院があり、あちこちに点在するにぎやかなエリアに行ける。
自家用車なしでも、市バスや地下鉄が整備され、とても便利だが、恒常的な駐車スペース不足や渋滞、環境汚染問題も抱えている。
私の自宅マンションがあるこの辺りも然りだが、市役所や保健所、公立小学校、市場が徒歩10分圏内にあり、比較的理想的な居住地ではあるのだろう。
大降りの雨が降っていた今朝は、夫リーが8時半に出勤するまでに走るように市場へひとり買い出しに行って来た。昨日行った大型スーパーでわざと買わなかったのは、肉や魚は毎日早朝にさばいて売る市場のものがいちばん新鮮だからだ。馴染みの豚肉、鶏肉屋に行くと、「帰って来たの!」と迎えられた。いいものである。
ただ、日本の実家のような自然や、地域が密接に結びついた連帯感みたいなものはなく、娘たちがギャップに戸惑いそうで怖い。
実は、本当に次女のメイが6日日本を離れてから様子がおかしい。
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