園の先生方は年度末と閉園作業のため、5名全員がご出勤であった。公立から私立の認定こども園に移行した後も、ランの担任だった岸本先生はそこに残ることになり、まだホッとしている。
岸本先生には、台湾から一時帰国した際、年長組になるはずのメイは日本滞在中だけでも所定の手続きをすれば臨時入園可能なのか否かをまたメールでお知らせいただくよう頼む。
「ケータイからでも台湾でメールは受信できますので、よろしくお願いします。」
パソコンはほとんどせずケータイ・メールのみ、という人が多い昨今ではよく口にする台詞となった。
てくてく歩いて1分、小学校の玄関に着くと、ちょうどジャージを着た校長先生方が立っておられた。
かねてからランの「4月以降問題」を相談してきた校長先生とは、1年生の担任を公表できる6日、ランと一緒にその先生を訪ね、ご挨拶することを打ち合わせる。教科書ももらい、台湾へ持って帰る。
とにかくこの1年はランも1年生の名簿に載せてもらうことにする。「長期欠席」と記録が残ることを嫌う保護者もいるが、私はランが他の20人の同級生たちとともに入学し、小学校に籍を置く形をすすんで選択した。ランドセルももう準備してある。
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