18.「生活言語能力」と「学習言語能力」の差、怖し。母、娘たちの2言語使用実現に向け決意表明。

 バイリンガルの2言語能力の熟達度と学業成績は必ずしも比例しないといわれている。
 いわゆる第2外国語が流暢になった子どもが、その言語が使用されるクラスに入っても学業が振るわないケースはめずらしくない。
 その理由は、日常会話レベルは高くなっても、学業について行けるだけの能力がまだついていないからである。

 これら2つの言語能力を「生活言語能力」と「学習言語能力」と呼んで区別している。
 前者を身につけるのには1〜2年で足るが、後者を取得するには5〜7年かかるとされていると書かれてあり、私は背筋が伸びる思いがした。気持ちが引き締まり、これは、自分の自由時間を削ってでも、ランとメイの将来のために力を尽くしてやらねばならない。「妻」や「母親」だけの自分で終わるのはイヤだとの抵抗感は強いが、当分はそんなことは言っていられない。一人の人間の将来や人生を左右する問題に思えるのだ。

 台北にいた頃、私の日本語に対し、中国語で答える娘たちを黙認していたことを思い出し、反省する。そして、母は決意した。
 「台湾へ帰って、ママの日本語に日本語で答えなかったら返事をしません。」
 娘たちにはすでに宣告済みだ。
posted by 二胡母 at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「バイリンガル」を学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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