これを「複合型バイリンガリズム」といい、家庭内と外で別の言語が使用される場合を「等位型バイリンガリズム」と区別する。
また興味深いのは、2言語併用が認知的にプラスかマイナスかという議論が昔から行われていたことである。
かつて、その評価はマイナスで、プラスに転じたのが1960年代らしい。
それは、2つの言語は思考・認知レベルになると別々ではなく同じ中央処理システムを通じて機能するため、2倍の時間をかけることなく容易かつ即座に使うことが可能だと考えられるからだ。
このことから、共有基底言語能力モデルとも呼ばれる。
ただ、バイリンガリズムがプラスになると結論づけるには、一定の条件があるとされている。それはこうだ。
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