15.『バイリンガル』を学ぼうと図書館へ。「エリート・バイリンガリズム」と「大衆バイリンガリズム」の違いは?

 これは私にとってとても重大な務めに感じるようになった。
 私は日本人として、娘が将来、日本国籍取得を希望するのをひそかに望んでいるし、そのためには娘たちが日本に強い親近感を持ち、日本語を何不自由なく遣いこなせることが必須条件になると思った。

 そこで、複数言語教育についてもう少し体系的で専門的な知識を持ちたいと本を探してみた。
 頻繁に利用する市立図書館で見つけたのは『日本のバイリンガル教育』(JACETバイリンガリズム研究会 編)である。
 これを読んでいくと、これまで「バイリンガル」という言葉を単に平面的にしかとらえていなかったことに気づかされる。

 バイリンガル(2言語併用状態)は、定義はひとつではないが、一般的には、2つの言語を同等にしかも完全に使えることで、いわゆる「均衡バイリンガル」を指すことが多い。
 
 また、言語習得の動機を基準とする分類では「エリート・バイリンガリズム」と「大衆バイリンガリズム」がある。
 これは、前者が自ら希望し、学習して身につけるのに対し、後者は習得を余儀なくされる状況に置かれた結果バイリンガルになったものを指すらしい。
posted by 二胡母 at 05:00 | Comment(0) | 「バイリンガル」を学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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