14.園長兼校長先生にランの今後を相談。日本一時帰国の際、ランは小学校で授業可能。

 ランとメイが通う幼稚園と入学するはずの小学校はいわば同じ敷地内にあり、小学校長が園長を兼務するのが長年の慣例である。
 私は何度か校長先生を訪ね、我々家族の現状や将来の展望と、ランの小学校入学及びそれ以降についてのあれこれを話したり、相談したりした。
 台湾で生まれたとはいえ、娘たちは日本国籍を持ち、住民票もあるため、義務教育の小学校では一時帰国した際、1年にたとえ1週間でも2ヶ月でも登校を希望する生徒を受け入れねばならないことになっているらしかった。
 私もそれを望んだし、校長先生も私の意向を聞くと、ランが小学校で学びやすいよう骨を折ってくださった。

 私の幼少時代も小学校はほとんど1学年1クラスしかなかったが、少子化著しい現在ももちろん然りで、幼稚園の同級生はそのまま6年生まで同じ教室で過ごすことになる。
 だからこそ、今の友達を大切にしたいし、ランが基本的に台湾の小学校へ通うことになっても、日本へ帰れば気心の知れた仲間の中に入れる楽しみを持ち続けてほしい。

 一時帰国ではなく、日本定住だって十分あり得るわけであり、いつそれが実現してもよいように心して準備しておくべきことが複数言語教育なのである。 
posted by 二胡母 at 05:00 | Comment(0) | 複数言語教育することになった理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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