11.台湾に5年いても中国語が話せないってホント?! 好きこそものの上手なれ、は真実。

 そう言えば、かつて台湾で、似たような話を聞いたことはある。
 日本企業から台湾支社に派遣された夫に伴って来た奥サマで、5年くらい台北に住んでいてもほとんど中国語を話せないことがある、と。
 たしかに日常の買物はしゃべれなくてもなんとかなることは多いし
台湾にいても、家族や日本人の知り合いとだけつき合っていたら……と考えると、それもアリだなと思う。
 
 やはり外国語習得は環境だけでは無理なのだということになろう。
多かれ少なかれ、自ら「話そう」とか「覚えよう」という姿勢や意欲がないと上達しないし、努力に比例して習得速度が決まって来ると言える。
 また、思うに、外国語習得にも個人差ははっきり出る。呑み込みの速い遅いはあるし、発音が難しい中国語ではそこでも開きが見られる。

 台北の大学付属学校で中国語を学んでいる時にも様々なケースを見た。
 話すスピードはたいしたものなのに、四声が不正確で聴きづらい学生がいたり、何年経ってもその我流の発音が矯正できない場合もあった。

 幸い、私がまずまずの中国語を身につけられたのは「熱意」だったのではないかと思う。まるで「恋に落ちた」ように、私は中国語を好きになり、上手になりたくてたまらず、憑かれたように勉強に励んだおかげだろう。
 まさに「好きこそ物の上手なれ」の端くれなのだ。それではじめて持続力が湧いてくる。
 
posted by 二胡母 at 05:00 | Comment(0) | 複数言語教育することになった理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。