6.日本では、中国語のCD・DVDと台北のパパとSKYPEで会話することにより、聴解力だけは保持する。

 予想を上回るスピードで、ランの日本語会話能力は回復した。
 当時はまだ平仮名もカタカナも解せず、耳だけで蓄積した日本語情報なのに、子どもの言語習得力はすごいとあらためて感心したものである。
 
 保育園には行かず「家庭保育」していたメイ3歳は、当然ランより遅れをとったが、私が彼女たちとは極力中国語で話していたため、中国語会話力は姉より長く維持した。
 母娘3人が日本に帰国して初めての旧正月、リーが1週間ほど来日したのが2009年1月末であったが、その頃まだメイだけはパパと簡単な内容なら中国語で話すことができた。

 当初の約束通り、1年〜1年半で台湾へ帰る可能性が高いと実感し始めた頃から、私は中国語をつかわなくなった。それは、9月のランの例があったので、日本語を忘れて台湾へ帰ったとしても、またすぐ取り戻す自信ができたし、逆に、日本語をしっかり身につけて欲しいと考えるようになったからだった。
 しかし、就寝時にはほぼ毎日中国語のCDを聴かせた。
 また、週に1〜2回は1時間ほど中国語のDVDを見せた。
DVDは彼女たちが「今日は00を見たい」と指定してきた。あと、週末はパソコンのSKYPE機能を駆使して、台北のリーと「テレビ電話」を楽しむのが習慣になった。毎回1時間くらいは話した。
 
 よって、「中国語は話せないが、聴くのは問題なし」状態が続くことになった。
posted by 二胡母 at 05:00 | Comment(0) | 複数言語教育することになった理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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