5.ラン、2学期より地元校区の幼稚園入園。心配をよそに、約2週間で日本語感覚取り戻す。

 聴いては理解できます、と言っても、先生方の不安は消えなかった。ランも、自分が伝えたいことがちゃんと伝えられないと可哀そうだとも言ってくださった。
 私の頃がどうだったか定かでないし、この永島先生だからそうなのかわからないが、その地元校区の幼稚園は広く開放されており「いつでも園に見学にいらしてください。」との姿勢を貫いていたので、
「お母さんがしばらく園に何時間かいてもらってもいいかと……」
という話も出た。

 しかし、最終的にはそれもどうもイマイチということになった。
ランが私を頼っていては、園や日本語に馴染むスピードが落ちるだろうし、ランの自立心も萎えるだろうから、あえて長い時間わざわざ私が園に待機する案は却下、様子をみながらやってみるしかないと決まった。

 案ずるより産むがやすしとはよく言ったもので、9月1日、2学期より幼稚園に登園するようになった4歳10ヶ月のランは、2週間ほどでほぼ忘れていた日本語を話す感覚を取り戻した。
 台北にいた時もそうだったが、外向的で人見知りしない性格もそれを後押ししたのだろう、「幼稚園大好き!」、「楽しい!」と目を輝かせ、土日さえ幼稚園へ行きたがるようになった。
 そして、今度は、中国語を忘れてしまわないかという危惧にとらわれるようになる。 
posted by 二胡母 at 05:00 | Comment(0) | 複数言語教育することになった理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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