昨日、今日と続くこの太陽、その照りの強烈さを見ると、もう否定はできない。日本でもそうだった。梅雨明けした空、日差しはてのひらを返したようにコロッと真夏のそれに変わっていた。あの感じが今、台北にある。
今日は木曜日、休日のはずだが、自宅から最寄りの双和校で午後2コマの代講が入り、その前にこれを書いている。ここは冷房がほど良く効いて心地良い。
さて、昨日の〔新型うつ病〕に関する記事を書いた後、少なからず反省した二胡母である。読者のみなさんいは気づかれなかったかもしれないが、〔新型うつ病〕患者の人の苦悩を自分の痛みとして考えていなかったと思った。
というのは、だいたいうつ病は自分でかかろうと思ってかかるものではない。二胡母だってそうだった。
“仕事の時間はうつ状態になり、それが過ぎれば元気になる”と言うと、とても意図的で身勝手に思ってしまうが、おそらくその人たちも無意識のうちに体調がおかしくなり、自分の意思で体が思うように動かなくなったのではないだろうか。
二胡母のは〔仮面うつ病〕という冗談みたいな病名だが、症状のピーク時は立っていられなく、これから人生どう生きて行こうか、と心底心配になるほど苦しかった。思うように動けない。何とかせねば、と焦っても治療なしではほぼ元に戻らない。
〔新型うつ病〕を克服しようと頑張っている人にエールを送りたい。
ちなみに、〔新型うつ病〕は幼少期とてもいい子だった人がかかると言われているが、二胡母の方はもちろんそんなはずはない。最初に医師に言われた最大の原因は“だいたい、何でもまじめに深く考える人、あれこれ考えすぎる人がなる”。
でも、思考回路はある程度生まれつきのものだ。二胡母は考えすぎる面もあるが、基本的に楽観的なのではないかと自分でも驚く面だってある。
もうすぐ日本へ帰る。あののどかで懐かしいふるさとに身を置けば、すぐ治ってしまう気がする。