さて、ゆうべのテーマは『桃太郎伝説をもう一度』であった。童話『桃太郎』の誕生話をかなり詳しく考察してあり、面白かった。
日本統治時代が長かった台湾。ゆうべの生徒さんたちもそうだが、この日本の童話は台湾でもよく知られており、あの桃太郎の童謡も日本語で歌えるほどだ。
初めて知ったが、桃太郎伝説は実は日本の7〜8ヶ所で残っているが、すべての内容について根拠がそろっているのは香川県のものだけだということだ。主人公桃太郎のモデルは稚武彦命(わかたけひこのみこと)という人物で、家来だった雉、犬、猿もちゃんと実在の人物がわかっている。そして、悪さをする鬼は海賊だった。その海賊が暮らしていた洞窟は、高松港から船に乗り、観光名所でもある女木島(めぎじま)へ行けば見学できる。とても怪しげな雰囲気に満ちているとか。
香川県高松市のこの地域はそれ以後海賊がいなくなったというこという意味で<鬼無町(きなしちょう)>と呼ばれるようになったそうだ。