785.台北中央駅、台湾全土への路線を持つバスターミナルが並ぶ繁華街では、様々なイベントや募金活動が行われる。二胡母、ゆうべは飼い主に捨てられた家なし犬の募金活動に出くわす。その子を撫でたい、可愛い一心で。無類の犬好き、メイもきっとそんなふうにするだろう。

 二胡母が週に3回通う台北中央駅前校とすぐそばに立つ漢口校周辺は、台湾全土に路線を持つ長距離バスのでっかいターミナルもあったりして、とても人口密度の高い繁華街である。大きなデパートが数店並んでいて、その前の広場では何かしらイベントが行われている。様々な募金活動もされているが、ゆうべ8時に五十音の授業を終え、バス停に行く途中、赤信号で止まった交差点そばで《流浪狗》、いわゆる、飼い主に捨てられ、家なし子になってしまった犬のための活動をやっていた。盲導犬育成のための募金活動は見たことがあったが、それは初めてだった。
 マイクで募金を呼び掛ける大学生かな、とも思える若い女性と中年男性の間に、大きな犬が一匹座り、その横には、人間が使用するような車椅子が置いてある。注意して見ると、その上に、基本は白く、控えめにブチの入った、なんとも愛らしい犬が座っている。
 最初、動かなかったので、ぬいぐるみかと思ったほど。他にも2匹ほど小さな犬がうろうろしており、時折、マイクの女性に車椅子の上に上げられている。

 幼少の頃から犬好きな二胡母は、居ても立ってもいられなくなり、財布から100元札を抜き出し、透明の募金箱に入れて、そのブチのある子の鼻の辺りを何度か撫でた。その子に触れたくて募金した気もした。可愛くてたまらない。

 わずかな関心と同情心でも、そうせずにはいられなかった。次女のメイも無類の犬好き。彼女がそこにいたら、どんな熱烈な態度を示していたか、目に浮かぶようだった。彼女も大きくなったら、こういう場面で同じ行動に出るだろう。たとえ、それが、“あの可愛い犬を撫でたい”一心でもいい。それでもいいから。
posted by 二胡母 at 14:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 年子姉妹の個性それぞれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


784.23日(水)、台北はこのところ日に日に暑くなる。日本語講師をして約1年半。出会いは大きな恩恵。紳士な蔡さんは案の定、いわゆる嫌味のないエリート。長女と次女は米国で弁護士、末娘は日本で医学を学びたいという。自らもそのために日本語の学生に。

 日本語講師を始めて約1年半。
 台湾全土に63校を有する最大の英日語学校で、生徒の年齢制限はないから、出会いの幅も広い。生徒の主な年齢層は、大学生から60代くらいだろうか。小、中、高校生はさほど多くない。義務教育期間と大学受験期は忙しいことも関係しているのだろう。

 二胡母としては、老若男女を問わず、人と出会い、中でも人生相談をしたり、聞いたり、ケータイやメールアドレスを交換して末永く交遊したいと思うのも恩恵だと感じている。私は関西人のせいか、人懐っこいと他の日本人講師に言われたことがある。親しみやすい雰囲気があるそうだ。それを台湾の生徒たちも感じるのだろう、慕ってくれる人は多い。
 
 しかし、よく考えてみると、二胡母は昔から、年配の男性に可愛がられることが多い気がする。ヘンな意味ではなく、“うちの息子の嫁になってほしいなぁ”の方のタイプだ。屈託がないからだろうか。
 最近、親しくなったこの年齢層の蔡さんは、見たところ60歳前後だ。五十音クラスの生徒さんで、いつも上品な身なりで、物腰も紳士的だと初めから一目置いていた。
 五十音クラスは、週に2回セットになっているので、蔡さんとおしゃべりする機会が何度かあった。二胡母の目はなかなか確かで、医薬関係の会社を経営していて、娘が3人いると言う。上の2人はいずれもアメリカで弁護士をしていて、末っ子もアメリカ在住で高校生、でも、彼女は2人の姉とはちがい、
「日本の大学の医学部へ進学したい。」
と話しているそうだ。蔡さんが日本語を学び始めたのも、その末娘の進路を見据えてのことだった。

 “隣りのおっちゃんタイプ”でおもしろく、仲良くなる人もいるが、蔡さんタイプは重厚感がある。だいたい初回の授業でわかる。
 蔡さんの三女と日本で対面することも、本当にあるかもしれない。
posted by 二胡母 at 17:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語講師生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする